忍殺トリロジー感想【シルバー・シュライン・ライク・ア・バレット】

◇注意◇
現行AoMシリーズからニンジャを読んだ人が、
旧三部作（トリロジー）に戻って色々読んだ感想記事です。
感想の中でAoMのお話もします。

こんばんは、望月もなかです。
『スズメバチの黄色』で忍殺に復帰し、以来AoMの連載を読んでいるタイプの人です。【ウェイティング・フォー・マイ・ニンジャ】収録巻を読んだところに、時系列的にもちょうどいいエピソードが再放送されたので、簡単に感想を書いておきますね。

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前回感想はこちら

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今回読んだのはこちらです。
無料アーカイブなので誰でも読めます！

第二部【シルバー・シュライン・ライク・ア・バレット】

追っ手を撒き、埋め込まれた発信機を摘出せよ。シルバーキーは闇医者バシダとともに武装霊柩車ネズミハヤイDⅢに乗り込み、車外ではニンジャスレイヤーがザイバツ・ニンジャを迎え撃った。……だが敵もさるもの、手練れの追跡者が武装霊柩車に追いすがる！ 肉体は手術中！ 精神は幽体離脱状態！ シルバーキーは活路を見出すことができるのか！？

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冒頭の「これはイメージ」→「状況把握（と読者への説明）」→「スリリングな現実」へとカメラを切り替えていくところが相変わらず達人。とにかく文章がうまいですね。

デッドムーンさんもプロフェッショナルで安心感がすごい。依頼したことを依頼したとおりにきっちり手配してくれてほんと……こういう人と仕事付き合いを続けていきたい。あとブラックヘイズさんとプロフェッショナル格付け番組で競ってほしい（？）。

バシダさんもかっこいいです！ 忍殺ではわりと珍しいタイプの女性キャラではないでしょうか。一期一会ならではのキャラクターかもしれませんが、またお会い出来たら嬉しいですね。

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シルバーキーは自分の身体をふと一瞥し、後悔の悲鳴を上げた。既に彼の首の後ろの皮膚が切り開かれ、バシダはシルバーキーの肉に注意深く医療メスを潜り込ませている！ 「見なきゃよかった」シルバーキーは目を逸らした。

かわいい。

シルバーキー氏、いちいち楽しくリアクションしてくれるので賑やかで面白いです。

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「チィーッ！」デッドムーンが表情を動かした。今の揺れは大きい！

めずらしいデッドムーンさんの動揺に興奮してしまいました。もっと動揺した顔を私だけに見せてほしい……（夢思考）。

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「ジリー・プアーだ。どうすりゃいい」（略）「他に助けが……誰かいればよ……」

ここでまず「助けを求める」という発想が出てくるところが、実にシルバーキー氏らしいなと思いました。「弱ったら誰かに助けてと頼む」という発想そのものに、いい意味での育ちの良さというか、彼の善良さというか、これまでの人生が透けて見えるような気がします。いいですね。

なお助けに来てくれたヤモトさんは非常に頼もしくありがたかったのですが、私の心はけがれているので（眠れずにベッドから抜け出して屋上に登っていた……つまり……今のヤモトさんは部屋着なのでは…？ 部屋着に桜マフラーメンポという貴重な姿なのでは！？）ということばかり真顔で考えていました。ごめんなさい。

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独白からして、追っ手のストームライダーさん相当な手練れだったんですね。ヤモトさんもよく持ちこたえたものです。「まだまだ」と反省するヤモトさん、真面目だな……と、ここでふと気づいたのですが第１部の主要登場人物って総じてマジメな子（フジキド、ユカノ、ヤモト、サワタリ、ブラックヘイズ、ナンシー）ばかりだった気がしますね。性格の違いこそあれ、皆、人生への向き合い方が真正面といいますか……

血液型占いの胡乱さは承知の上での完全なる与太ですが、「Ａ型の第一部」「Ｏ型の第二部」「Ｂ型の第三部」「ＡＢ型のＡｏＭ」……などと考えたりしました。（根拠とかは特にないのでただの戯言です）

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疾走速度を乗せて肩から背中にかけて叩きつける暗黒カラテ奥義、ボディチェック！

はい

（ボディチェックが暗黒カラテ奥義なの、まだ納得できてません）

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「無茶を！」ニンジャスレイヤーが駆け寄り、転げ落ちかかるシルバーキーを支えた。

お、おう…………。

これ、二人が出会ってからまだあまり時間経ってない時期なんですよね…？びっくりする……え、何なの……。時系列的にも、この時期のフジキドさんの対ニンジャ態度としてはかなり異質ですよね。びっくりしちゃうな……。

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直前のエピソードを履修したばかりという、最高のタイミングで読むことができて良かったです！ 楽しかった！

では今回はここまで。
また何らかの感想記事などでお会いいたしましょう！

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次の感想はこちら。

【感想目次】