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忍殺トリロジー感想【イネヴィタブル・デス】

こんばんは、望月もなかです。
今回の感想は、トリロジー時系列のお話です。第一部時系列かな…ソウカイヤが出てきたので。もともと【デッドリー・ヴィジョンズ】というPLUS限定短編だったものですが、2022年末にTwitter放送されたのを読みました。

どの感想カテゴリに入れるか迷ったのですが、一応、トリロジー感想マガジンに入れてみます。順番的に第二部ラストの次になっちゃうのですが……、ほかにやりようもないので……



前回のトリロジー感想はこちら

前回のAoM感想記事はこちら

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今回のエピソードはこちら。

デッドリー・ヴィジョンズ【イネヴィタブル・デス】

草木も眠る丑三つ時。フジサン地下、レアアース発掘現場にて、夜間の違法操業が行われていた。レアメタルを掘り当て歓喜した採掘屋たちの前に、取り締まりのソウカイニンジャが現れる。

 ♯1

かつては24時間休みない採掘が行われていたが、メガコーポの自動運転重機にカロウシ寸前のマイナーが巻き込まれて不具合を起こす事故が多発したため、強制的なクールダウン時間が設けられるようになった。

治安がネバーエンディングストーリーなんですけど……あちらが終わればこちらも終わる。尽きることのない治安の終わり。

ニンジャのクエスチョナーさんが登場しました。
ニンジャネームだけでもう嫌な予感がします。

「助かりたいかね?では、問題だ。朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足の生き物とは何か?」ナムアミダブツ!困惑するマイナー2人を前に、ニンジャは突如、謎掛けを行った!

やめてよ。ニンジャネームに忠実な行為をすればいいってもんじゃないんですよ。

モテギの隣にいたアニメ刺青の額に、クエスチョンマーク型の金属片が突き刺さっていた。モテギは知る由もなかったが、これこそはニンジャの用いる神秘の投擲武器、スリケンの一種であった。
「こちらは不正解だ」「アバーッ!?」

クエスチョンマーク型の
スリケン

……(殺意のこもった瞳でタブレットを睨んでいる)
こ、ころそうよ。こいつすぐ殺そう。武器が許せないから殺そう。フジキドさん来て。今。今すぐ来て。

「さあここで問題だ」ニンジャはモテギの髪を掴み、ねっとりとした声で囁いた。「救助は間に合わない。君の目の前にあるのは路線切り替えレバーだ。これを引かなければトロッコは直進し、お友達が6人轢殺される。だがこれを引いて路線を切り替えれば、別の1人が轢殺されるだけで済む」

…………。

質問です。
私はなんでこんな目に遭っているんですか?

「ウオオーーッ!?仮に片方を助けられたとしても、俺は自責の念に駆られセプクするかもしれない!」倫理的命題に直面し、モテギのニューロンは追い込まれた!レバーを握り、叫ぶ!「何故、俺にこんな難問を!?」

ウオオーーッ!?(ドラミングゴリラ)
精神的重圧に直面し、もなかは追い込まれた!「なぜ、俺にこんなクソトロッコ問題を!?」 レバーを握り、叫ぶ!「死ね! クエスチョナー=サン! 死ね!!」

「Wasshoi!」禍々しくも躍動感のあるシャウトが、レアアース坑道に響き渡った!3

祈りが通じた!! やった! 死神召喚だ!!!!!

♯2

深夜のレアアース採掘現場、ソウカイニンジャ・クエスチョナーは残酷な謎かけで違法採掘業者を甚振っていた。だが、採掘屋たちを轢き殺そうと走り来た殺戮暴走トロッコに乗っていたのは……赤黒の死神だったのだ!

一方、謎の赤黒のニンジャは、クエスチョナーが咄嗟に投擲したケペシュ・スリケンを全弾弾き返して着地。

ケペシュってなんだろ。
調べてみました。

なるほどね。
なるほどねぇ……。そう。

この刀剣を、クエスチョンマークに見立てたってこと。
それで私が……納得するとでも……?

ニンジャスレイヤーはクエスチョナーの謎掛けには取り合わず、逆に自ら出題しながらツカツカと歩み寄った。「この後、オヌシを待つ運命とは?」
「ま、待てニンジャスレイヤー=サン! そんなものは謎掛けでは……!」

やったーーーーーーーーーーーーー!!!
こんなに清々しい気持でフジキドさんを応援したことがいまだかつてあったろうか!!!いやない!!! 「コーローセ!」「コーローセ!」コロスシアムの幻聴!!今なら私にもわかる! 闘技場観戦者の気持ちが!!

「先ほどの問題の答えは、逃れ得ぬ死だ。ハイクを詠むがいい、クエスチョナー=サン!」「バカな……俺が……謎掛けに破れるとは……!」クエスチョナーの体は痙攣した。

謎かけでもなんでもないと思いますが(冷静になった)

フジキドさん最後までずっと大真面目でしたけど、ドラゴンの教え(幻聴)に耳を傾けたり、「フユコ……トチノキ…」と呟きながら川流れされていったり、今回も様子がおかしかったですね。
でも、いつものフジキドさんがしょうもない謎かけをいつも通り問答無用で木っ端微塵にしてくれて安心しました。ありがとうね。

マスラダくん、こういう謎記憶を不意打ちで上映されたりすることあるのかな……

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サクッとでしたが今回はここまで。
次はトリロジー三部(書籍版)かなと思います。

ではでは、また次の記事でお会いいたしましょう!

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次の感想はこちら。


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