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【団長インタビュー Part.1】ウインドオーケストラオリジンについて

本記事をご覧くださった皆様、こんにちは!ウインドオーケストラオリジンです。

note第一回目の本記事では、我らが団長髙野にインタビューいたしました内容をお届けいたします。

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ー早速ですが、改めて当団「ウインドオーケストラオリジン」について教えてください。


はい。オリジナル作品を中心とした演奏を通じて芸術性を追求する、という理念をもとに千葉県北西部・東京都を拠点として活動している吹奏楽編成のアマオケ(アマチュアオーケストラ)です。

以下を活動目標として掲げています。

①演奏活動を通して団員との交流を深める

②オリジナル作品の探究

③個々の演奏技術を高める

④吹奏楽の文化発展に貢献


ー当団を立ち上げるにあたって上記の活動目標を軸に置いたと聞いていますが、それぞれの目標について深掘りさせてください。


では順番に話していきます。

①演奏活動を通して団員との交流を深める

そもそも団員を大切にしたいというのが根本的な気持ちです。

演奏者がいないと吹奏楽として成立しないし、我々はアマオケなので(仕事じゃないので)趣味として純粋に楽しみたいと考えています。

そもそも吹奏楽はある程度大人数で、人との関わりがあるものです。ひとつの団体として団員を大切にしたいと考えています。

ただ、人が集まると人間関係のこじれは生じてしまうもの。しかし人を蔑ろにしては、よい演奏はできません。

お互いコミュニケーションを大事に、音楽的にも人間的にも尊重しあい、一緒にひとつのものを創る団体としてリスペクトをもって活動したいと考えています。

お互い助け合ったり話し合ったり、独りよがりの音楽にはしたくない。

特にパート内交流などは団員としても意識してほしい。

ちなみに当団は完全紹介制です。ここには”人との繋がりを大事にしたい”という裏テーマがあります。

「この人と一緒に演奏したい」と思えるから団体に所属する。ここを疎かにしてはいけない。

こういった理由で、うちは楽団として人間関係を大事にしたいと考えています。


第4回定期演奏会 集合写真

②オリジナル作品の探究

社会人バンドとして、一般的な部活(学校教育の吹奏楽部)の延長ではなく、真摯に音楽に向き合い、吹奏楽を通じて芸術性に向き合いたいと考えています。

そもそも作曲家へのリスペクトという強い思いがあります。

曲があるってことは作曲家がいる。長い音楽史のなかで、色んな作曲家がいて、色んな曲があるなかで吹奏楽というものがある。

我々はオーケストラとして活動していますが、あくまで”吹奏楽という編成向けにかかれた曲”を演奏しているオーケストラ団体という位置付けです。吹奏楽オリジナル作品だけを演奏するのはこれが理由です。

また今後のnoteの話題にしたいですが、プログラムを考える際に”100年先も演奏されるような作品ってなんだろうな”と意識したりしています。

G.ホルストなんかはその代表例。100年経っても色褪せていないですよね。後世に遺したい音楽。

そういう活動をする団体を立ち上げたかったのが根幹です。

吹奏楽に対しても、音楽に対しても、曲に対しても、”吹奏楽の音楽性”を探究していきたいです。


③個々の演奏技術を高める

うちがやる曲は難しい!(笑)

そもそもいい演奏ができなければ作品の良さは出せません。

演奏自体を楽しむ(プレイヤーのために曲があるわけではない)ではなく、曲を作品として捉え、向き合うことが音楽の楽しさであり難しさだと思います。

吹奏楽オリジナル作品でそのレベルまで向き合える作品はクラシックより少ないのではないでしょうか。

アマチュア向けの曲は作曲者も表現の幅を狭めて作っていると思います。

作曲者が忖度なく良い曲を作ると音楽性は高くなる。そのため技術は作品の追求のために必要。

また演奏するだけで満足することなく作品に真摯に向き合うには技量、向上心が必要。

そうすると引き出しを増やす事ができる。曲の背景に合わせた音作りができる。

表現力や技術は両輪、青天井なので、現状に満足せず刺激しあい高めあうことが必要だと考えています。


④吹奏楽の文化発展に貢献

当団での経験を得て、それを周りに普及していくことが大事だと考えています。

まず団員が曲や作曲家を知ることが大事。

(まだ別記事にしたいと思いますが、当団員の原田がこれについてとてもいい経験をしています。)

当団が発信していることを一人でも多くの受け手に発見してほしい。一人一人がそうあってほしい。そう思っています。

先述しましたが、どうしても日本の吹奏楽文化は学校(の部活動)のイメージが強いです。

吹奏楽作品の魅力を伝えるという観点では、”誰かの心に残る・伝わる”ことで吹奏楽の文化が廃れず残ります。

やはり「知ってもらう」が一番重要です。当団の活動によって、作品や作曲家の名前を知ってもらう機会にしたいです。


第2回定期演奏会より

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たくさん語っていただきました、団長インタビューをお送りしました!


今後も当団の団員インタビューや活動内容、また演奏曲に関する投稿をしていきますのでよろしくお願いいたします!


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★次回演奏会情報★


<ウインドオーケストラオリジン 第5回定期演奏会>

日程:2024年2月10日(土) 13:15開場 14:00開演

場所:江戸川区総合文化センター大ホール


【オールリードプログラム】

曲目:アルフレッド・リード作曲/

アルメニアン・ダンス パート1

アルメニアン・ダンス パート2

オセロ

第2交響曲


指揮:高野義博

入場無料(未就学児入場不可)


当団の記念すべき第5回定期演奏会では、名曲プログラムとして吹奏楽界の巨匠、アルフレッド・リードの作品を取り上げます!

曲目は、日本で最も有名なリード氏の作品と言っても過言ではない「アルメニアン・ダンス」、シェイクスピアを題材にした作品群でも人気の高い「オセロ」、リード氏の初の吹奏楽編成の交響曲である「第2交響曲」を演奏します。いずれも1970年代に作曲、初演された作品です。

挑戦的なプログラムではありますが、当団の記念すべき第5回演奏会に是非ご期待ください。

団員一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。


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