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俳句を詠んでみた(朱夏) 

南国の果実の緋色濃ゆき朱夏 

友人が地元で採れたというドラゴンフルーツとマンゴーを送ってくれた  
ドラゴンフルーツを切ってみて驚く 
なんという鮮やかな赤 
見たことのない色 
おそるおそる口に運ぶと 
あっさりと爽やかで穏やかな味だった 

与論島に住む友人は中学生の時からのペンフレンドで 
まだ対面したことはない 
振り返ってみれば沖縄が返還される前のこと 
日本の最南端の与論島と北海道の端っこの秘境の地どうし 
学校ぐるみで文通が企画されて以来のお付き合い 
いまだに手紙のやり取りをしているのは私達だけかもしれない  
数えてみると60年になろうとしていた 
 
天気予報では奄美地方に大型の台風が近づいているようで案じられる 
 

今日の小さい生け花

野辺の花に初秋の気配
ガガイモ・捩花・萩・待宵草

後日の手直し
漢字がぎっしり詰まって「緋色」「濃ゆき」「朱夏」と 
畳みかけるように暑苦しいのですっきりと 

贈られしドラゴンフルーツの朱夏