俳句を詠んでみた(芋の芽)
芋の芽やアンネフランクの青春
(いものめや|あんねふらんくの|せいしゅん)
冬を越したジャガイモに芽が出てきた
芋団子でも作ろうかと まず芽欠きにとりかかる
ジャガイモの芽をみると 隠れ家でアンネ・フランクとペーターが
樽に入ったジャガイモを剥いていたこと
ジャガイモが残り少なくなって、しかも傷んでいたことなど
些末なことを思い出す
アンネは ペーターに淡い恋心を抱き始めていた
ナチスが隠れ家に踏み込んできたのは
それから程なくだった
季節は四月 芋の芽が出るころ
高校生の頃に読んで 読み返すことが出来ない本
でも記憶に焼き付いている