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俳句を詠んでみた(零余子飯) 

採りためてけふ一合の零余子飯 

(とりためて|けふいちごうの|むかごめし)

むかご揉むあら塩ほのか生成り色 

(むかごもむ|あらしおほのか|きなりいろ)

季語「零余子飯」
零余子は自然薯や長芋などの腋芽が養分を蓄えて球状となったもの。それを皮付きのまま炊き込んだものを零余子飯という。独特の風味で野趣がある。

俳句歳時記角川書店編

芽のでた長芋を花壇の隅に埋めたら 
むかごを付けるようになった 
日々採りためて冷凍して置いたものを
炊き込みご飯にするのが秋のささやかな楽しみのひとつ 

あら塩で揉んで零余子の産毛を除いてから
塩麹と日本酒を少々入れて炊く
零余子飯・けんちん汁・さつま芋の甘煮・蕪の漬け物
しみじみ味わう朝食