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俳句を詠んでみた(はつ夏) 

はつ夏や空に焦がれしポプラかな 

晴れ渡った爽やかな土曜日 
ポプラが青空にまっすぐに枝を伸ばしていた 
どこまで伸びていくのだろう 

開拓の時代に植えられたポプラ並木 
厳しい風雪から農作物を守るためとばかり思っていたが 
牛や馬が畑地に侵入しないように緩衝地帯を設ける意味もあったと 最近知った    
今はその役目を終え 住宅地の只中でただ爽やかに初夏の風に揺れている 


六月の下旬頃になると ポプラの綿毛がまるで雪のように舞う 
路肩に吹き寄せられた白い綿毛 例年のことなのにハッとする光景