見出し画像

俳句を詠んでみた(林檎の花) 

紅一刷け林檎の花に風遊ぶ  

(べにひとはけ|りんごのはなに|かぜあそぶ) 
 
林檎の花といっても エゾコリンゴ(蝦夷小林檎)の花である 
川沿いの林檎の並木道 
蕾から開花まで美しく色合いを変えながら 
川風に揺れている 
 
初夏は花を 真夏は涼しい木陰を 秋には赤い小さな実をつけて 
人を慰め鳥や虫を養う並木道   
 
”まだあげ初めし前髪の 林檎のもとにみえしとき 
前にさしたる花櫛の 花ある君とおもひけり”  
教科書に載っていた島崎藤村の詩 久々に諳んじてみた 

蕾は紅色
花がほころぶと淡い色に
やがて赤い実をつける