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自分だけのフォーマットを洗練する。手帳が充実して楽しくなる。

市販の手帳をいろいろ試してみたけど、どれもしっくりこない。

それはもう立派な「手帳病」です。えっ、もう一冊買ってみるか、ですって?

それもいいですけど、その病気が寛解するいい方法がありますよ。

自分の手帳のフォーマットを自分で作るんです。

フォーマットには力がある

「フォーマット」には「力」があります。書くとき、見返すとき、その力のおかげで様々なメリットが生まれます。

市販の手帳のフォーマットは、とてもよく考えられています。

日付や時刻が見やすくレイアウトされていて、迷わず予定を記入できます。マンスリーならその月の、ウィークリーならその週の流れが、一目でわかります。

でも、市販の手帳は多数の人に合うよう「最大公約数」的に作られています。

全体的にはいい雰囲気だけど、どうしてもここががまんできない。次々に手帳を手にするけど、やっぱりこれもダメだった。

最大公約数から外れたあなたは、そうやって手帳病が重くなっていきます。

理想は税務署のフォーマット?

フォーマットに従って書けば、目的が完結している。それが理想のフォーマットです。

良い例が、税務署の書類です。年末調整や、確定申告で書くアレです。めんどくさくて、嫌いな人も多いでしょう。私も嫌いです。

でもあれ、実はとてもよくできた「フォーマット」なんです。

書く側、つまり税を納める側は、空欄を埋めれば税務署が必要としている情報をもれなく提出できたことになります。

見る側、つまり徴税する側は、必要な情報を効率よく得ることができます。

税の法律はだいたい毎年変化しますから、それに合わせてフォーマットは柔軟に変わっていきます。

もしも、税務署のフォーマットが無くて、自由形式で確定申告の書類を提出するんだったら、恐ろしいほどの労力がかかることでしょう。

フォーマットの力は、偉大なのです。

「書く」「見る」「変化する」を意識して

手帳のフォーマットを自作するときは、これを念頭に置いてみましょう。

書くときは、必要な情報をもれなく記入できるか。

見るときは、必要な情報を効率よく得ることができるか。

そして、現状や、あなた自身も刻々と変わっていきますから、理想的なフォーマットも変化します。自分だけのフォーマットを進化させ、洗練させましょう。

ここまでくると、手帳病は寛解しています。自分だけの手帳が、楽しく、愛おしくなっていることでしょう。

さらには、情報の取捨を常に意識し、繰り返しますから、仕事の力も上がりますよ。

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