決めて、やる。最高の快楽はそれだった。
欲しいものを手に入れても、実はそんなに嬉しくはない。私はもう、いやというほどそれを理解しています。
たとえば。
ものを買うと苦痛が増える。
いいペンや手帳を買っても、書くことが貧弱です。
いいカメラを買っても、撮った写真は未熟です。
車を買うと、前を走っている高価な車に嫉妬します。
家を買うと、人生の大半をかけたローンが始まります。
何かを手に入れても、苦痛の元が増えるだけなのです。
決めて書く。やってまた書く。
買う。消費する。どれだけ買っても、何を買っても、楽しくはありません。
何をすれば、楽しくなるんだろう?
来る日も、来る日も、手帳に予定と実行を書いて、発見しました。自分で決めたことを実行すると、楽しいのです。
「手爪を切る」と書いて、実際に切って「手爪を切る」に赤線を2本引くと、楽しいです。
難しいほど気持ちい。全部やれたら超気持ちいい。
難しいタスクほど、赤線を引くときの楽しさが増します。
今日のタスクリストに赤線が増えていき、すべてを消し込めたら、快楽です。これほど気持ちいいことはありません。
欲望を叶えても、味わえない感覚です。何かが欲しいからではなく、この快楽のために、今日もタスクに手をつけるのです。
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