ドラッカーが「時間を記録せよ」と言うからやってみたら、時間の使い方が変わって起業した元ブラック企業会社員の事例。
分単位で手帳に時間の予実を記録しています。8年ほど続けてきて、今後も続けます。
手間はかかりますが、重要な資源である時間を管理するための必要なコストです。
ドラッカーは
と述べました。
しかし、実際にドラッカーを読む人は多くとも、これを実践する人は多くはないでしょう。
だからこそ、やる価値があります。
私が本格的に時間を記録しはじめたのは起業後ですが、会社員時代にも断続的にやっていました。
結果は、ぞっとするものでした。
24時間のかなりの部分を会社に捧げていたから。睡眠時間まで削って。
ひょっとしたら定年まで、あるいはその後もこれが続くのか。
自分で変えなければ、何も変わらないんじゃないか。
その危機感が、起業の原動力となりました。
私は時間の使い方を変えました。
早く起きて、始発の電車に乗って会社に行き、皆が出社する前に仕事を進めます。
そして、必ず17時きっかりに退出しました。
結局は、サービス残業を後にするか先にするかです。でも、割り込みが減るから先のほうが仕事は早く終わります。
きちんと仕事すれば、定時に上がる大義名分は立ちます。それでも上司は不服そうでしたけど。
退出後には、少し時間に余裕があります。苦心して絞り出した、貴重な時間です。
それを、起業の準備に使いました。
早起きした分、疲労していますが、この時間の使い方を長く続けるつもりはなかったので、歯を食いしばってがんばりました。
人は、危機が迫らなければ、今のやり方を変えません。
危機は、目の前に迫るまでは危機と認識できません。
目に見えない時間を可視化して、危機と認識できるようにするのが、記録なのです。
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