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老いたキミは「中年の危機」を迎えてあと30年をどう生きるのか?
数少ない友人の一人から、電話がありました。
おもしろくない。つまらない。おれの人生はこれでよかったのか。どうすればいいんだ。
彼はそんなことを述べました。普段はそんな愚痴を言うやつではないのですが。
中年の危機、というやつでしょうか。
10年で定年。20年で労働から上がり。30年で寿命。
彼は妻一人、子が二人。優秀な男で、年収は同世代の平均よりは高いです。
定年まで10年。その後も嘱託社員で働き続けて20年。日本人男性の平均寿命が80歳ぐらいだから死ぬまで30年(実は50歳を超えて生きてるならもっと寿命は長くなるはずですけど、ここではそれに触れません)。
会社に通い続けて、余生過ごすだけの人生。そんなものなのか? というのが彼の相談です。
亀がうらやましいうさぎ。
実のところ、私は彼ほど優秀ではありません。
頭の回転はよくないし、コミュニケーション能力も低いです。会社から飛び出して、なんとか生きのびてこれましたけど、きちんと勤めている彼からは、のんびり楽しくやってるように見えて、相談してくれたのでしょう。
起業しよう。晩年を楽しくする準備を。
起業しろ、と答えました。今すぐ会社を辞めろ、というわけではありません。
ごく小さな規模の副業をはじめて、定年で退職して、妻と二人で食べていけるだけの収入を確保する。
あと30年で死ぬのだから、これからの10年を準備期間とし、次の10年で自分のビジネスを展開し、最後の10年の準備をする。
こんなプランでどうかな。50代をむかえて、会社勤めだけで終わる人生がいやだと気付いたなら、悪くないんじゃない?
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