30%キーボードのキーマップを煮詰めていきたい
Treadstone32という自作キーボードを愛用している。
▼こんなやつ
はんだ付けが必要なキットだ。難易度高めなので、興味はあるが手を出せずにいたのだが。
後に作成難易度を下げたTreadstone32Liteが発売され、喜んで入手して組んだ。
しかし使ううちにいくつかのキーが渋くなっていく。/やvはほぼ入力できなくなった。私のはんだ付けスキルが低いから。
困っていたら、メルカリでTreadstone32の完成品が安価で出品されているのを見つけて速攻で入手した。
届いた品を見て驚いた。はんだ付けがきれいだ。Treadstone32は特にUSBコネクタ周りのはんだ付けが難しいのだが、出品者はいい腕なのだろう。
キータッチはしっとりとしていて、いつまでも打っていたいほど。自分の不器用さが嫌になった私は、もう自分では組まない、ヤフオクやメルカリでいい出物があれば入手すればいい、と決意した。
しかしながら30%キーボード(キーボードが39個以下のキーボードの総称)は自作キーボードの極北なのか出品自体が少ない。今日までTreadstone32を再び見かけたことはない。
ところで私が30%キーボードにこだわるのは、キー数が40を超えるとタッチタイプできなくなるから。というか完全にタッチタイプできるキーボードはTreadstone32だけだ。指関節が太いため稼働範囲が狭く、繊細な運指もできないのだ。
キー数がたった32でどうやって操作するねんというと、そこには様々な工夫があって、さっき改めて微調整したキーマップは以下の通り。
EnterはホールドするとShiftとして機能する。zxcなんかも同様だ。
さらに左親指キーはタップでBS、ホールドでレイヤー1として機能する。上から2つ目がレイヤー1の時のキーマップ。例えばesdfがカーソルとなる。
つまり、左親指キーをホールドするだけでそのまま人差し指、中指、薬指でカーソルを押せるのだ。
普通のキーボードだと右下端っこあたりにカーソルがあって、私は目視しないと押せない。いかにそれが不便かは、MBAの内蔵キーボードを触ると思い出す。
同様に、レイヤー2ではキーボード右側がテンキーと化す。当然、通常のキーボードだと数字も目視しないと押せないから、これは泣くほど便利だ。スリープからの復帰は見ずに片手で2秒かからない。エクセルの操作もどれだけ効率化できたことか。
で、いいアイデアを思いついたので、久々にキーマップを煮詰めようかとremapにアクセスし、いじくりまわしていたらバックアップからの復帰に失敗してキーマップを壊してしまい、やっと実用に問題ないぐらいまでには復旧したところ。
煮詰めるどころか退化してしまったが、懲りずキーマップを煮詰めていきたい。