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【手帳の中身】タテよりヨコで生きていきたい。日本人には難しいけどぼちぼちと。【その13】

手帳に書いてるミッションステートメント。次は、友人との関係について。


友だちは3人くらい。私としては多いほう。

友だちは少ないです。それでかまいません。52歳になって、中学以来の友人が二人、社会人になってからの友人が一人いれば十分です。

妻が一番の友人でもある、とも言えます。彼女とは趣味が似て、いつもいっしょに遊んでいます。

ヨコにタテはおさまらない絶望。

「嫌われる勇気」には数多くの気付きを得ました。その一つが横の関係。他者とは対等でみんな同じ高さの場にいる。上下は無い。そんな概念です。

そして、ヨコはタテとは相容れません。会社では縦の関係、プライベートでは横の関係を使い分けるってのはできないのです。

衝撃でした。

サラリーマンにはヨコはムリ。

当時サラリーマンだった私はヨコに憧れました。タテはほんとにしんどかったから。

なのに「ヨコとタテを使い分けるのは不可能」と哲人が言い切って、軽く絶望しました。会社は上下関係。タテ。サラリーマンでいる限りヨコにはなれないのでした。

暗くて湿っぽいタテ穴から這い出したら。

タテはイヤ。それが会社辞めるモチベーションになりました。

大地に空いた、薄暗い、湿っぽい、細い穴。誰かに踏みつけられ、誰かを踏みつけないと、そこには存在できない。会社って、そんなところ。

なんとか這い出して、大地に立ってみると、見渡す限りの地平に人々がいて、やっとヨコを始められました。

でも、まだまだタテのクセが残ってるから、このリフィルを毎日読むのです。

もう一つのハードル。日本人であること。

私の好きな作家、橘玲さんの弁ですけども「日本語は村社会の内外と上下を意識した言語だ」と。

確かに。なんてヨコの関係を築きにくい言語なんでしょう。

「おまえ、これ買うか? 820円だ」

だと、商売は成立しません。英語だと、これで十分ですよね。

ただていねいにすればいいんじゃなくて、謙譲と尊敬を使い分けて運用しないと無礼が発生しますし。難しい。

とはいえ、私はもう50年以上は日本人をやってます。この言語をベースに、ぼちぼちヨコでやっていくしかないですね。


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