無限の情報の海をiPhoneで覗き見る。メモした紙をテーブルに並べる。広いのはどっちだ。
発想を集めて、思考の断片を育て、なんらかの成果を得る。
いわゆる「知的生産」です。
その成果物は、最終的にはデジタルで共有するはずです。
最後の共有に近いところまでは、デジタルを使わず、紙とペンのほうがいいのではないか、と考えています。
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デジタルは「無限」がメリットとされます。
しかし、こちらが無限を扱いきれません。
データ量が無限だとしても、それを除く窓は対角線17センチ(iPhone15plus)とか35センチ(MacBook Air13)です。
大きな海原を、潜水艦の潜望鏡で覗いているような感覚です。
いっぽう、紙にも広さに制約はあります。
情報カードによってそこを少し乗り越えられます。
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冊子ではなく、バラせるリフィルをあえて使う理由の一つが、広げて並べられるから。
海水を汲んできて、容器に移して並べるような感覚です。
並べる広さに限界はありますが、iPhoneやMacBook、4K液晶、広げた紙のノートよりは広いです。
机の上ではキーボードやマウスが邪魔なので、リビングのテーブルを片付けます。かなりの広さです。
そこに書き溜めた情報カードを並べてみます。
順番を変える。関連するカードをグループにしてみる。
デジタルのノートアプリや紙のノートとは全く違った刺激があります。新たな気づきや発想が次々に湧くのです。
またしても「知的生産の技術」に戻ってきました。
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