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マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中… もっと読む
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ… もっと詳しく
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#開発力

TRs-863:社員が誇りを持って仕事をするためには、自社でIPを持たなければならない時代。 [トップリーダーズ]

地方の小さな菓子メーカーがブルーオーシャンを見つけて大きく生き残ったきっかけは、社長が従業員のふとした愚痴を聞いて、それを何とかしてあげたいと経営の舵を切ったことだった! これからの時代、IPを持っていない会社では社員たちが誇りを持って働くことは難しくなります。IPを自社で握っておかなければ、生き残れない時代なのです。 自社にしか作れないものを、いかに自社が作っていくか。どのようなIPを作っていくことで、自社はもっと飛躍できるのでしょうか? 業界のトップリーダーたちの叡

TRs-839:「何でも一通り」という万能型よりも、「これだけは負けない」という一点突破型が生き残る時代。 [トップリーダーズ]

日本の洋菓子の概念を変えたほどの大ヒット商品となったスイーツは、誰が見ても分かるという見た目のシンプルさだけではなく、使われている原材料の数やそれぞれの分量まで、シンプルさが徹底されていた! いまや百貨店という業態の勢いもなくなってしまうほど、「何でも揃う」というビジネスモデルは弱くなっていき、「これだけは負けない」という一点優位が勝ち残る時代になっています。 一点に特化するということは、究極のシンプルさを目指す必要があります。自社のビジネスモデルや、自分の能力を、いかに

TRs-822:効率的に中心部から確かめるより、まずは行き渡りにくい末端から実験してみる。 [トップリーダーズ]

新型コロナウイルスの出現で世界各国がパニックに陥っている中、一人の政務委員の確固たる信念での政策によって、その地域では誰もがマスクの在庫を無料で確認でき、対策用のスマホアプリもわずか3日間という脅威的スピードで完成した! ネットサービスを作ると、多くの人がまずは大勢が集中する都会から実行しようとしたがりますが、そもそもネットは都会や田舎など遠隔地を一体化してくれるという強みのあるものです。 まずは人の多いところと効率的に考えていくのではなく、最も行き渡りにくいところから考

TRs-812:役に立ちながら創出も容易で使用も手軽という、カジュアル開発を目指す。 [トップリーダーズ]

子どもの頃から鳥が大好きだった学者が、鳥類研究で世界的な発明をして、とてつもない産学連携のスピードで世界的な病気予防の方策を生み出した! フルスペックを目指して大規模な投資額と長い時間をかけて開発をしても、時流に遅れたり使用に手間がかかったりして誰も使わなくなるケースがよくあります。 開発はもっとカジュアルでなければなりません。自分たちも簡単に開発ができて、ユーザーも手軽に使うことができる。そのようなカジュアルさを持つためには、どんな工夫が必要でしょうか。 業界のトップ

676:危機的状況や頭打ちになった時には、「そもそも」論から着想を重ねていく。 [トップリーダーズSelect]

瞬く間に売れていく大人気の駅弁が生まれたきっかけは、それまで主力商品だった駅弁が社会情勢により全く売れなくなった際に、「そもそも駅弁とは何なのか?」という基本に立ち返って考えたことだった! 切羽詰まった経営状態になると、何か新しいことをやらなければならない、何か画期的なことを仕掛けなければならないと焦ります。しかし、打開策は最新鋭のことではなく、「そもそもこの本質は何なのだろう?」という基本に立ち返ることになります。 そもそもの楽しさとは、そもそもの必要性とは、そもそもの

672:問題が起きてから解決策に取り組むのではなく、問題が起こる前から研究開発に取り組んでおく。 [トップリーダーズSelect]

世の中で社会問題が起きるたびに、その製品群に注目が集まっていく機械メーカーは、使い道が分からないようなずっと以前から、研究のつもりで取り組んでいた! 問題が起こってから動き出すようでは三流です。問題が起きた時にその軽減や解消のための商品やサービスで脚光を浴びるような会社は、そういう問題が起こる前からそういう問題が起きた時のことを考えて行動していたのです。 目の前の儲けばかりに目が行くのは誰にだってできることです。遠い将来、いずれ必要になるというものを見つめることができるで

654: 長く生き残るヒット商品を作るなら、時代を見ながら守成よりも変化を重視する。 [トップリーダーズSelect]

長寿作品となった大人気漫画の連載が長く続いた理由は、連載初期の頃のテイストやテーマをそのまま守り続けたのではなく、あえて時代に合わせて内容を変化させていたことだった! 企画を続けていくと、最初の頃やうまくいっていた頃のコンセプトやテイストなどに愛着が湧いて、ついそれをずっと守り続けることが正義なのだと思い込んでしまいます。 しかし、長く強く続いているものの多くは、変わっていないようで実は時代に合わせてどんどん変化を繰り返しているものです。変動的を受け入れる姿勢が、長く生き

626:売り方に走って「よく見せること」に躍起になると、 長期的に見れば損失となる。 [トップリーダーズSelect]

歴史を取り扱う海外映画のラストシーンが、日本の配給会社の変な意向によって、史実としても原作としても全く異なるものになり、事実が平気で捻じ曲げられていた! 商品の価値や品質よりも「売り方」に走ってしまうと、目先の小金には手が届いても、長期的に見ると何の蓄積もありません。マーケティングは長期的に考えなければなりません。 「よく見せること」に躍起になるのではなく、「よくする」ことに注力しなければ、マーケティングは大きくなっていかないのです。 業界のトップリーダーたちの叡智や意

589:「その便利なものがなかった頃はどうしていたのか」という部分に、ビジネスの本質が見つかる。 [トップリーダーズSelect]

室町時代から続く職人の目から見て、古来からの文化が著しく廃れている理由には、簡略化を求める現代の顧客の意識、効率化にしか動かない現代の業者の意識があった! 古い不便なものは「古臭い」と切り捨てる人がほとんどです。しかし、便利なものの本質を知るには、「その便利なものがなかった頃には、どのようにしていたのか」という部分を見ることで見つかることが多々あります。 「どう便利か」という未来を見ることも大切ですが、「どう不便だったか」というところにも、ビジネスのヒントが大いに隠されて

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535:同じ事業を同じように続けて頭打ちにならないように、次の事業の矢を弓につがえる。 [トップリーダーズSelect]

全く異なる製品で首位を独走していた機械メーカーで、社内の反対に遭いながらも新たな事業の芽として取り組み始めた冷蔵庫事業が、やがて世界シェアナンバーワンへと上り詰めた! 同じ事業をずっと繰り返していても、社会や景気が激変してその事業がダメになった時に、次の事業の準備に間に合わずにピンチとなります。経営者は常に、いつでも発射できるように弓に矢をつがえておくのと同じく、次の新しい事業を用意しておかなければなりません。 「そんな新しいこと、やる必要があるの?」と危機感のない人から

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529:ヒット商品を多く生み出したければ、まず研究開発の環境と意識を改革する。 [トップリーダーズSelect]

先代の死によって若くして就任した新社長が、職人気質であった商品開発室に対してある無謀な改革案を支持した時、開発者たちからは反発の声が上がったが、その改革の結果、次々とヒット商品が生まれていって、ついにメーカーシェアにおいて首位に駆け上がった! 新商品のサクセスストーリーを見て「こういうものが棚からぼた餅で生まれていいな」などと思ってはいけません。それは決して棚からぼたもちではなく、過酷な開発頻度の多さから生まれてきたものなのです。 ヒット商品は何もしないところから偶然に生

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517:自社の売上の大半を占めるものが、実は自社の発展を阻害している。 [トップリーダーズSelect]

アメリカのメーカーから日本での代理店契約を獲得し、総売上の4分の1を占めるほどに事業は拡大していったが、自分たちのブランドを確立するためにその4分の1という大きな売上の事業を全て捨て去ったところ、日本を代表するトップブランドへと駆け上がった! 成功を収めている経営者の話には「大きな売上を占めているビジネスを、思い切って切り捨てた」という転機がよく出てきます。そのように大きな売上を捨てなければならないタイミングはいつなのでしょうか。 売上を捨てることで、しがらみから解き放た

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515:自分の普段の生活こそが、商品開発や研究の場であり、ビジネスチャンスの宝庫。 [トップリーダーズSelect]

日本国民の生活を変えるほど大ヒットし、現在では欧米など海外でも爆発的に売れて普及しているあのヒット商品は、もともと社長が早朝に海釣りに出かける時に戸惑ってしまったある行動から生まれたものだった! 「こうやったら売れるだろう」「こうやれば儲かるだろう」と頭で考えたのに全く売れない、儲からない、という人が多いのは、頭の中だけで考えているからです。大ヒット商品は常に、企画者や開発者の「実体験」という大きな根拠があるものです。 普段の生活は仕事とは全く関係ないと思っている人が多い

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493:新商品がことごとく失敗する場合は、リリース前の社内でのブラッシュアップの仕組みを改革する。 [トップリーダーズSelect]

タレントをただ起用するだけではなく、制作者とタレントが一体となって時間をかけてブラッシュアップしてからテレビに出す仕組みにすることで、爆発的人気を誇る高視聴率番組が出来上がった! いくら社内で一生懸命考えて出した商品がどれもうまくいかない場合は、「社内で一生懸命考えただけではダメ」なのであり、リリース前のブラッシュアップの仕組みを根本的に変えなければなりません。 現在よりももっと新製品・新サービスを高次元にブラッシュアップするためには、どのような工夫が必要なのでしょうか?

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