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マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中… もっと読む
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ… もっと詳しく
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2021年11月の記事一覧

674:実験的な企画を行なうなら、1回試してみるのではなく、継続的に試す上にゴールも設定する。 [トップリーダーズSelect]

落語や講談の世界では、真打の芸人だけをファンが追いかけていくことが主流だったが、プランナーの長期的な目を持つ芸人の登場によって、真打昇進前の二ツ目の芸人に目をかけてその出世を追いかけたいというコアなファンが増えていった! 多くの人が新しい企画が生まれると「とりあえず1回だけ実験的にやってみよう」と考えて、当然初回なので大した効果のないまま「大した効果がない。失敗だ」と思って、やめてしまいます。その繰り返しをしている人がすごく多いです。 大事なことは継続してテストすること。

673:一流のプロフェッショナルは、一流の道具が使えなくなっても一流の仕事ができる。  [トップリーダーズSelect]

各地にコーヒーの名店を次々にプロデュースし、カフェ業界で大きく注目を集めるバリスタは、「世の中にたくさんいるバリスタは、実は□□□・□□□□□□□□をしているだけでしかない」と警鐘を鳴らす! プロフェッショナルはプロ用の道具・ツールを使いこなしますが、一流のプロフェッショナルはいざそのツールが使えなくなった時にも、どうすべきかを組み立てて目的を完遂します。「この道具がないと仕事ができない」というのは一流のプロではないのです。 一流のツールを使えば、一流の仕事ができると錯覚

672:問題が起きてから解決策に取り組むのではなく、問題が起こる前から研究開発に取り組んでおく。 [トップリーダーズSelect]

世の中で社会問題が起きるたびに、その製品群に注目が集まっていく機械メーカーは、使い道が分からないようなずっと以前から、研究のつもりで取り組んでいた! 問題が起こってから動き出すようでは三流です。問題が起きた時にその軽減や解消のための商品やサービスで脚光を浴びるような会社は、そういう問題が起こる前からそういう問題が起きた時のことを考えて行動していたのです。 目の前の儲けばかりに目が行くのは誰にだってできることです。遠い将来、いずれ必要になるというものを見つめることができるで

671:ベンチマークをするならば、上辺の都合のいいところをマネるより、まず相手を好きになる。 [トップリーダーズSelect]

テレビにたくさん出演するほど人気となったものまね芸人が、持ちネタでものまねをする時には、たとえ局側や先輩芸人に求められても、決してやってはならないことというルールを自分に課していた! 会社経営にベンチマークは大事ですが、「うまくパクってやろう」と悪意を持ってマネる会社に、うまくいった例はほとんどありません。ベンチマークとはただ「都合よくパクる」ことではないのです。 マネをするならば、ただ成功例の上辺だけを研究するのではなく、その対象相手をとことん好きになることから始めるほ

670:PRマーケティングでは「商品の売り方」 よりも「商品の使い方」のPRのほうが大事。[トップリーダーズ]

海外進出の当初に大赤字で大苦戦した地方の食品メーカーは、販売促進のある手法を地道に繰り返したことで、現地の潜在需要を一気に顕在化させ、売上のうち4割以上を海外で稼ぐグローバル企業へと成長した! マスコミやインフルエンサーは「宣伝してくれる存在」ではありません。「うまく宣伝してくれませんかねえ」という意識で近づいたところで、彼らは「なぜ利用されなければならないんだ」と拒絶するに決まっています。 PRマーケティングを考える際には「商品の売り方」だけを考えてはいけません。商品の

漫画38:この漫画に学ぶ「攻めだけでなく守りのプロにも注目すること」 [漫画発想源]

学びと実践のために「漫画を読む」というのもまた一つの「読書」である! と考えて、漫画作品や漫画関連の話題から発想や企画のヒントを見つけるのが、この「漫画発想源」。 「漫画なんてビジネスに関係ないでしょ」なんて、とんでもない。漫画はその作品の内容から、さらにはその作品の企画自体から、いろんな発想源を見つけることができます。 いろいろな漫画の中から見えてくる、効果的な会社経営のやり方や、PR力を持つ企画の発想などなど。あなたにはここから、どのようなヒントを見つけ出すことがで

669:批判をするのは簡単すぎるが故に、正しい批判でなければ信頼を大きく失う。 [トップリーダーズSelect]

日本を舞台にする映画を制作中、外国人スタッフが提案してきたことに対して日本人たちは「こんなものは日本にはない」と否定で指摘したところ、実際に調べてみたら日本人よりも外国人のほうが正しかった! 批判をするのはものすごく簡単なことですが、簡単であるがゆえに大した裏取りもなくつい固定観念だけで安易に批判してしまいます。その結果、その安易さのために信頼を失ってしまうのです。 批判や反論をする時には、ただ揚げ足を取るのではなく、感情に訴えるのではなく、どのようにしなければならないの

668:誰にでもできそうな仕事でも、一流の意識で臨む仕事には一流の値段をつける。 [トップリーダーズSelect]

世界的名店で大きな活躍をして地位をつかんだシェフが次に挑んだステージは、めまぐるしく状況が変わっていき臨機応変な奮闘が必要な戦場のような場所だった! 「こんな仕事、誰にでもできるのではないか?」と思われがちなのに一流の料金が発生する人は、一流なりのプロフェッショナルな仕事をしているからです。単なる時給以上の研鑽やリスクなどをたくさん背負っているから一流の値段なのです。 これから起業する人は「安ければお客さんが来るだろう」と勘違いをしがちですが、料金を低めに設定するほど安っ

667:「教育」や「育成」の方法が前の時代から変化していない会社は、悲惨な経営状態になる。 [トップリーダーズSelect]

多数の著作を世に出した大学の名物教授は、これからの日本の「教育改革」を考えることにおいて、「大学」は重要な位置を占めていないと明言した! 少子高齢化で日本はどんどん若手人口が減っていっているのに、会社の若手の採用方法や教育方法がベビーブームの頃と大して変わっていない、という会社がかなり多くあります。 若者の学び方や成長の仕方も昔とは違います。これからの時代では「教育」や「育成」はどのような変革をしておかなければならないでしょうか? 業界のトップリーダーたちの叡智や意識を

666:自らグレードの高い空間や環境へ身を置くことで、成功へと導く発想源を手に入れる。 [トップリーダーズSelect]

世界中に広く展開するレストランチェーンを築き上げた成功者が、事業が軌道に乗っていない頃から飛行機でファーストクラスを利用していた理由は、空間や飲食物のグレードの高さに酔いたいからでも、他の人よりも優越感を味わいたいからでもなく、「最大のPR力」が生まれるからだった! 交通手段や宿泊施設のグレードを下げて、支給された交通費や宿泊費から差額を懐に入れるような、ケチくさいサラリーマンがよくいますが、小銭を取って「グレードの低い人間」に自ら成り下がっているだけです。 グレードの高