マガジンのカバー画像

マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中… もっと読む
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ… もっと詳しく
¥1,980 / 月
運営しているクリエイター

2021年3月の記事一覧

609:失敗もまた鍛錬の一つであると考えて、最初に失敗も体験してもらう工夫をする。 [トップリーダーズSelect]

パラリンピックの選手たちも多く頼っている義足の制作陣たちが、練習会で選手が転倒してしまってもすぐに手を貸さないのは、転倒することもまたある練習の一つという意識からだった! 向上をしてもらうのに効果的なのは、失敗を恐れさせないことです。失敗すれば分かることもあるし、失敗したから手に入る経験もあるし、また失敗しないことで後でもっと大変になることだってあります。 失敗は悪いことではない、失敗しても大丈夫。だからサポートもしっかりする。特に初心者に対してはそのような仕組みが大事で

608:売れ行きが鈍ってきた商品は見捨てなくても、ちょっとした手を加えると輝きを取り戻す。 [トップリーダーズSelect]

大人気のベーカリー店でも、次第に売れ行きが鈍ってくる商品も出てくる。しかし、ある部分をちょっと変えること、またある部分の手間を元に戻してみることで、こんなにも売れ行きが戻ってきた! 商品が売れなくなっていくと、「もうこの商品はダメだ」と見切りをつけてしまう経営者や担当者が多くいますが、実際には商品がダメになったのではなく、ちょっとした変化で再び輝きを取り戻すのです。 売れている頃から「これがベストだ」と思い込んでいたものが時代と共に変わってきている、または時代と共に自分た

607:教育で最も大事なのは新しい手法やツールなどではなく、教育の本質を考えること。 [トップリーダーズSelect]

学力テストの結果で全国最下層の平均点となった地方自治体が、ある物に対して強化し予算もその部分のみ全国平均の4倍を投入したところ、日本でトップの成績を叩き出す自治体に生まれ変わった! いろんな教育手法やツールが新しく登場しますが、それらを追いかけたところで教育の成果は上がりません。大事なのは教育の本質を考えること、教育の本質に沿っていることなのです。 教育の本質とはハズレている手法や仕組みは、導入者の自己満足に過ぎません。教育や人材育成には、どのような本質を意識しておかなけ

606:ブームは所詮、よそのブーム。流行に揺らがない自社の理念を明確にしておく。 [トップリーダーズSelect]

美味しい肉をリーズナブルな値段でたっぷり提供していたレストランが、近年のダイエットブーム・ヘルシーブームを見て、ローカロリーのヘルシーメニューを打ち出したところ、それらは全く売れなかったのに通常の1.5倍以上の量のあるハンバーグやステーキなどが爆発的に売れていった! 今の流行だからとブームに乗っかっていくのは容易にできますが、それによって自分たちの理念と正反対の方向に行き、理念に説得力がなくなってしまったら、お客様は離れていきます。 変則的なブームが来ても、本来のコンセプ

605:「間違いを使って教える」 というのも、また一つの教育の形。[トップリーダーズSelect]

荒唐無稽だと言われる振り付けしは、あえて間違った毒を入れることで、キャッチーなダンスを生み出しており、それが多くの子どもたちの人気を集める種となっていた! 教育というものは「正しいことを教えることだ」というイメージがありますが、「間違ったことを教える」こともまた、正しいことを伝えるために必要な教育の方法でもあります。 わざと間違うことで、相手にその間違いに気づいてもらって正してもらう。そのような方法が、人材育成や企画立案に大きく役立ちます。 業界のトップリーダーたちの叡

【第二回】百年の夢を継ぐ難工事「広瀬井手」 [歴史発想源/富国の潤流・疏水殖産篇 〜南一郎平の章〜]

歴史上の偉業から経営やマーケティングのヒントを探る、ビジネスコンテンツ「読書発想源」。 今月よりamazonのkindleストアにて、「富国の潤流・疏水殖産篇 〜南一郎平の章〜」の電子書籍版の取り扱いが始まりました! ・kindle版『歴史発想源/富国の潤流・疏水殖産篇 〜南一郎平の章〜』 その「歴史発想源/疏水殖産篇」のショートムービーもでき、YouTubeにアップされたので、ぜひご覧ください。感想などもいただけると嬉しいです。 ・YouTube「歴史発想源/疏水殖

604:「これをやめるなんて、あり得ない」というものをやめると、意外に経営は上向きになる。 [トップリーダーズSelect]

赤字続きで倒産寸前のレストランのオーナーシェフが、思い切ってディナータイムの営業をやめ、ランチ営業もやめ、カフェもやめ、さらにはネット通販までやめたところ、年商が何倍にも跳ね上がった! 会社経営をしていると、つい新規開拓や新しい企画などでどんどんやることが増えていき、それで経営が不振になるとさらに新たな施策をして、パンクしていってしまいます。 大きく会社を飛躍させたい、苦境から抜け出したいと思ったら、従来の行動の中から「やめる」ことを探し出し、そこから時間を生み出して経営

603:「やらされていること」には疑問を持ち、本質を理解し圧縮する。 [トップリーダーズSelect]

世界屈指の難関校を卒業し世界的に活躍する演奏家は受験生時代に、入試対策の宿題で回答を丸写ししていたのは、目的達成のためのタスク管理を考え抜いてのことだった! 「やらされていること」を本質を理解せずに取り組んでいるだけでは、ろくな向上は望めません。何に意味があるのか、何に意味がないのか、それを理解して、意味のないことは圧縮していかなければなりません。 周囲の人がやっているから、みんなそうしているから、などという観念に惑わされてはいけません。能力向上のための自己改革は、どのよ

602:「思いっきり全力で取り組む」ことを押さえつけてしまうと、有能な人材は離れていく。 [トップリーダーズSelect]

「この状況の時は、この場所へのゴロを狙え」という高校野球の戦略のセオリーに疑問を持った若き監督が、積極的に打っていくバッティングに変えたところ、何度も甲子園で優勝を果たす強豪チームへと変貌していった! 仕事で最も楽しいのは「思いっきりやって、思いっきり結果が出ること」です。しかし世の中の仕事の中には、「一人だけ張り切りすぎたら困る」「もっとセーブしてやってくれ」といった、全力を押さえつける組織がものすごく多くあります。 有能な人は、思いっきりできないのであれば、思いっきり