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マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中… もっと読む
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ… もっと詳しく
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2018年1月の記事一覧

[トップリーダーズ通信] 2018年1月号

この『トップリーダーズ 〜読書発想源〜』は、創刊して1年が経ちました。皆さんのご愛読とご愛顧に深く感謝申し上げます。 よくよく考えると、『トップリーダーズ』ではたくさんの記事を読んでいただいているにもかかわらず、運営側から読者の皆さんにお知らせや通知をするようなコーナーがなかったな…、と1周年を迎えて反省してしまいました。 そこで、今月からは「トップリーダーズ通信(TR通信)」という、運営事務局からの連絡板的なコーナーを設けようと思います。 「トップリーダーズ」に関係す

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195:相手を評価する時には、数字やデータなどよりもっと大事なものを見る。[トップリーダーズSelect]

国内屈指の運用実績を上げて多くの投資家が集まっていった投資信託会社の運用方針は、ファンドマネージャーが「予測をしない」という、一般的な投資信託とは全く視点の違う非常識なものだった! 仕事に数字や予測を持ち込みそれに頼りっきりの人は、一般の人たちとも全く同じ視点を持つことになり、またデータを改竄されるとみんなと一緒に騙されてしまう、というケースに陥ります。 数字やデータが重要な今でも、強い会社というのは、きちんとお客様のために審議を守り抜き、信頼に足る仕事を積み重ねている会

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歴史本07:「名言」を感情的ではなく表現的に触れるのだとしたら [歴史本の棚]

歴史こそ、史上最大の財産! 人類が長きにわたって紡いできた歴史そのものこそ、今に生きる私たちが学ぶべきことができる最も大きな参考資料です。 過去の大勢の人が必死に考え、真剣に実行してきたこと、そして成功し、失敗してきたこと、それらの経験を学べる位置に、私たちはいます。 国家経営、流通貿易、芸術創作などあらゆる歴史は、現代の経営者やクリエイターたちにたくさんのことを教えてくれます。 「歴史本の棚」は、大の読書嫌いの主宰・弘中勝でも読むことができた歴史本の中から、皆さんに

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194:「テリトリー満足」によって凋落しないように、川上や川下にも目を向ける。[トップリーダーズSelect]

その味が都内でも大評判となった酪農家の製法は、多くの日本の乳業メーカーや酪農協が取り入れている効率的なれど生乳が本来持っていた風味も損なわれる製法へのアンチテーゼから来たものだった! 多くの生産者が農作物を農協に渡したらそれで終わり、多くのメーカーが卸売会社に製品を納めたらそれで終わり、多くの卸売会社が二次卸屋小売店に納めたらそれで終わりと、自分たちが受け渡す相手に渡ればもうそれ以上は何も興味がないという人がすごく多くいます。 しかし、自分たちの仕事は最終的にどこまでたど

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193:業界内で信じ込まれてきた「長年の慣習」を疑問視することが、飛躍につながる。[トップリーダーズSelect]

自動販売機の配置で最も売れる場所はどこか、最新の技術で測定してみたら30年以上もの業界の常識は全く異なっており、配置を変えてみると今までの定石に従っていた時よりも売上が数十%もアップした! 「長年の慣習」「長年の常識」とは恐ろしいもので、「長年そうなのだから最も良いものだ」という固定観念に縛られて、「本当にそうなのか」「他にもあるのではないか」といったことを全く考えなくなります。 誰もが全く考えなくなると、業界は衰えていき、その「長年の常識」に疑問を持った異業種や新興企業

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192:複数の「武器」を持つことで、自分の未来は大きく切り拓かれていく。 [トップリーダーズSelect]

中卒のために大企業の中で海外での成果をどれだけ上げても全く評価されなかった一営業マンが、辞表を出してアメリカで起業してみたら、その知識や経験を駆使して会社を全米に発展させていき、巨額の資産を築き上げた! ビジネスマンには「武器」がなければなりません。武器というのは「持ち前の明るさです」とか「笑顔に自信があります」とか、そういった曖昧なものを指すのではありません。 自分が幼少期からずっと取り組んできたもの、長い間経験をして積み重ねてきたものの中に、どのような「武器」があるで

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191:「勝つためのテクニック」よりも人間としての強さを教え込むのが教育である。 [トップリーダーズSelect]

自身もオリンピック出場選手であるスポーツ指導者が、同じくオリンピックを目指す息子が要望したトレーニング方法を承認したのは、筋力作りのためではなく「友達づくり」のためであり、それが世界制覇のための大きな力になっていった! 一流のアスリートたちが競い合う世界では、「勝つためのテクニック」だけを学んでも必ず負けます。それが分からない親や指導者が「勝つためのテクニック」を教えることが「指導」「教育」だと思っていると、教わる側にとっても不幸でしかありません。 ビジネスの世界でも同じ

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[Pro's Bookshelf] 10:ミュージシャン・中尾さんの一冊

プロフェッショナルたちは、どんな本を読んでいるのか? 各業界の第一線で活躍されている方々に愛読書を紹介していただく「Pro's Bookshelf 〜プロの本棚〜」のコーナー。 今回は、2017年10月に募集した、第3回「『トップリーダーズ』オススメ選書権」にご応募下さった皆さまの推薦選書から、入賞の方のオススメ本をご紹介します。 今回のテーマは「マンガ」であり、皆さんからたくさんのマンガをご推薦いただきました。厳正な選考の結果、第3回「オススメ選書権」の入賞者の方は複

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190:旧来の常識に違和感を見つけて否定することが、新しいものを生み出す。 [トップリーダーズSelect]

建設業界の中で存在を軽く見られる左官の世界に見切りをつけ、素材を活かし美しさを生み出す仕事へと左官の新たな領域を作り出した職人が、国内外の有名施設の壁を多く手がけるほど注目されていくようになった! 旧来の常識はすべて正しいんだと思い込んで仕事をしたところで、他の同業者と全く同じ仕事をしているにすぎません。自分はそこで、新しい価値を何も生み出していないことになります。 「何かが違う」「ちょっとおかしいのでは」と違和感を覚えた時には、それを改善へとつなげるのは自分の役目です。

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189:「当事者意識」を持ってもらうことで、お客様は心強い協力者に変わる。 [トップリーダーズSelect]

テレビ番組で人気タレントが街中でロケをしていて、ギャラリーたちが集まりすぎて撮影続行が困難になるような時、ADがギャラリーに語りかけたある一言で、みんな静かにしてくれてパニックは起きずロケが大成功に終わった! 当事者意識のある人の協力は、とても頼りになります。また当事者意識のない人間が接近してしまうと、現場はとてつもなく混乱してしまいます。 「自分たちも一緒に企画を作っているんだ!」「私たちも一緒にこれを成功させようとしてるんだ!」というお客様が当事者意識を持ってくれると

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188:技能を身につけるなら、完璧を目指すよりも組み合わせられる基礎を絞り込む。 [トップリーダーズSelect]

自分は発音も語彙も一流ではなく英語が下手だと自認する政治評論家が、これまで幾度となく大統領や国務長官など数多くの海外の要人たちと対談をこなすことができたのは、中学校でも習うわずかな数の基本単語を組み合わせ徹底利用しているためだった! 「英語を勉強しよう」と思った人の多くは英会話スクールに行きますが、英会話スクールに行ったからといってビジネスの世界でバリバリ英語が使えるようになったという人はあまりいません。 英語を習う、料理を習う、茶道を習う、ピアノを習う、スポーツを習う…

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漫画14:この漫画に学ぶ「物語の中心の視点をどこに置くかという企画力」 [漫画発想源]

「まぐまぐ大賞2017」のビジネス部門を受賞した、経営者・マーケティング担当者向けメールマガジン『ビジネス発想源 Special』には、漫画から経営や企画のヒントを見つけるという趣旨の、「漫画発想源」という不定期連載のコンテンツがあります。 学びと実践のために漫画を読むというのもまた一つの「読書」である!と考えて、この「漫画発想源」を『トップリーダーズ』でも転載していきます。 いろいろな漫画の中から見えてくる、効果的な会社経営のやり方や、PR力を持つ企画の発想などなど。あな

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187:案件の規模が大きくても小さくても、依頼主を十二分に満足させられるのがプロ。[トップリーダーズSelect]

海外で世界一に輝いても日本のマーケットもマスコミも誰も注目をしてくれなかったクリエイターが、10万円規模の一般家庭の小さな仕事に全力を尽くしていった結果、やがて国内外で何百倍もの大きな仕事が多数舞い込むようになった! 何億円規模の案件ならば満足させられるが、何万円規模の案件では満足させられない、というような人はプロフェッショナルとは言えません。逆にこの規模までしか自信がないという人もしかりです。 たとえ価格帯が大きくても、小さくても、お客様が有名な方でも一般人でも、依頼し

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186:コンセプトは既に存在する原風景で説明すると、イメージを共有しやすい。[トップリーダーズSelect]

人が集まる屋台のような店を増やしていきたい、と創業者がそのイメージを1店舗目の段階で社内で語ったことで、社員たちは夢のイメージを容易に共有でき、300店舗を達成する一大チェーン店へと成長した! 空間デザインのコンセプトを語る時に「女性が好きそうな」「子どもが喜びそうな」などという表現を使ってしまうと、その捉え方は人それぞれなので、イメージがバラバラになってしまい、実現にはとてつもない労力が必要になっていきます。 だから、既にある原風景で説明してみると、発注者や社内でのイメ

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