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音楽雑感(14)

「音楽は世界の共通語」ということが言われることがある。
高名な民族音楽学者は随分前に否定的な見解を述べていた。
音楽雑感(13)で記載したが、西洋文明が発展し、最も「力」があったあたりの音楽観が世界中に伝播して、それが国際的な標準になっているからそういう言葉が生まれたのだろう。
音階も違い、当然ながら楽曲構造も違い、宗教や伝統や習慣上、音楽そのものに否定的だったり、制限があったりする民族、地域、国があったとして、そういう場合でも能天気に「共通語」と笑顔で言っていていいのだろうかと思う。

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