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社労士試験の初受験に向けてやったことと、これからのこと

8月は仕事が忙しくない時期だったので、業務後の時間を社労士対策にフルに使うことができました。

とはいえ、初回である今回は、対策の開始が直前4月の情報処理安全確保支援士試験が終了してからであり、途中に簿記2級の試験も挟んだため、全体を通して合格に必要な時間は確保できなかったというのが実情です。

出願時点で時間が足りそうにないのはわかっていたので、この試験が単なる記念受験で終わらないために、ひとつ目標を立てて取り組んできました。

ところで

試験、ぜ、全然できなかった・・・

テキストは何周も周回しているはずなのに、こんなにわからないとは・・・

問題集のアプリは一通り解いて、正答率もかなり高めてきたのですが、休みなく午前80分、午後210分問題を解き続けるのはかなりきついです。中途半端な記憶はなかなか引き出せないものです。

見たことない論点は特になかったと思います。やはり細かい点でパラメータ的要素が理解できていないようでした。

やったこと:ノート100ページ作成チャレンジ

それでは、今回の試験に向けて取り組んだことを振り返ります。

4月時点、現状ではとにかくインプットが足りないので、基本事項をとにかく理解することだ、という目的意識がありました。

インプットの方法は人それぞれですが、ぼくの場合、ノート作成がいちばん定着します。ということで、試験直前までひたすらノート作りです。冒頭に述べた目標というのは、このノート作りで、1冊を使い切ってページを全埋めすることでした。ページ数は100ページです。この試験が単なる記念受験と言わせないためには、このノートが完成することが必須要件でした。テキストを読解しながら、基本知識を手で書いて覚えていきました。

ノートは2部構成で、とにかく用語を叩き込む1周目、ポイントを試験で出る内容まで落とし込んだ2周目で構成されています。はやく全体像を理解したいという思いから、この構成になりました。

目標は無事達成。100ページが達成できたのは、ギリギリ試験の2日前でした。半分以上は、時間が確保できた8月に取り組んでいます。

もっとも、実際に完了した後の実感としては、社労士の範囲をカバーするには、この倍のページ数、200は欲しいという感想です。結局、今回できたのは基本事項の定着と、内容が混在しやすい通則等のまとめが主になりました。保険の細かい支給要件や併給調整など、詰め込みたくてもできなかった範囲はテキストを周回して補完しました。

このノート作り、個人的には過去の試験ノートの中でも最大規模で、おそらく高校受験、大学受験まで遡っても、1科目でここまでやれたものはなかったのではないかと思っています。とにかく、「やりきった」という感情が残っています。試験の結果はともかく、恥じない努力はできたのではないかと思います。

これからのこと

試験は来年も受けるので、早めに対策を立てたいところです。時間が足りなかったとはいえ、市販のテキストについてはすでに何度も周回しています。アプリの問題集も一通り解いているので、範囲的に未知の領域というのは、もう残っていません。

来年の試験に向けて重要になるのは、細かい知識の穴埋めと、法改正対応の2点に尽きます。

2回目の対策にもノート作成をやるのか、やるとして、少なくとも今回と同様にやるのかというと微妙なところです。というのも、自分が作っていたノートを今後も継続した場合、完成形としてのイメージはちょうど、TACから出ている「全科目横断総まとめ」とほぼ同じ感じになってしまうからです。

こちらの参考書は今回手を出しませんでした。理由はもちろん、これが作るべきノートの模範解答になってしまい、テキストの読み込み作業を怠ってしまいそうだったからです。「総まとめ」は、今のところ自分が必要な情報が綺麗にまとまっていて、次回に備えて必ず入手するつもりです。そうなると、もう同じ内容のノートは作る意味がないので、方針を変えないといけません。

新しい方針は今のところ2パターン考えています。ひとつは、トピックを絞った深掘りノート、もうひとつは、見やすさと伝わりやすさを追求したビジュアル化ノートです。前者の目的は業務理解を確実にするためで、後者は他人に見せることを想定しています。どちらにしても、今年の7~8月に注ぐことができた熱量を次回にも再現できるとは思えないので(それくらい今回は本気を出していました)、勉強の主軸にはならなそうだと予感しています。

とりあえず、来年の試験に向けては、「総まとめ」を使いつぶしながら、問題集アプリを完答(全問正解率100%)達成することが目標になります。

過去問分析もできるといいなあ。