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高年収と幸福度120%が叶う、デジマ転職メソッド④―「個人事業主になる覚悟」が成長のカギ―

企業から選ばれるのではなく、自分が企業を選ぶ。
態度に出しては駄目ですが、転職市場ではそのくらい強気でいるべきです。

ただし、その強気には当然、根拠となる実績が必要です。
根拠のない自信は転職市場では全く通用しません。

在籍している企業で目覚ましい成果を上げている方なら何の問題もないでしょうが、「現状はいまいちなので何らかの形で目に見える実績をつくりたい」「アピールできるものが欲しい」という相談をよく受けます。

そのような方々に向けて、私は「では、一度個人事業主になってみましょうか」とお話しすることがあります。

もちろん「今すぐに独立しろ」と言っているわけではありません。

例えば副業をやるにしても、アルバイト感覚ではなく「個人事業主になる覚悟をもって仕事をしてみてください」ということです。

個人事業主として生きていくために必要なこと

個人事業主として生計を立てていくためには、絶えず企業から仕事を受注するか、あるいは自分で手掛ける事業を成功させなければなりません。

そのためには、デジマスキルはもちろん、コミュニケーション能力、人間的魅力、マネジメントスキル、成長意欲など、さまざまな要素が要求されます。

もしそのような要素をすべて、高いレベルでもっているのであれば、転職市場において確実に「引く手あまた」です。

では、具体的にどうすればよいのでしょうか?

デジマ業界未経験者の場合は、何でもいいのでまずはランサーズやクラウドワークスといった「仕事仲介サイト」で、自分にできそうな案件に取り組んでみることです。

原稿作成、Instagramの運用、企画書作成、一般事務など数多くの仕事があります。
もちろん、個人事業主のライバルはたくさんいるので、受注するのは簡単ではありません。

そのような場合には、まずはお金を稼ぐというよりも試してみる、実績をつくるという意味で、最低価格で受けてみてもいいと思います。

もちろん仕事なので「やったらできませんでした」は通用しません。
また、真剣にやってみるとクライアントとのコミュニケーションの大切さ、自分でできることの限界、新しいスキルの必要性など、さまざまな発見があるはずです。

その体験をもとに独学しながら、デジマ分野の仕事を経験していくのがいいでしょう。

複数の案件をこなしていくうちに、一人前のフリーランスのデジマ業者になったという自信がついていきます。
そうなればしめたもので、堂々と希望する企業と相対することができるでしょう。

事業を立ち上げるのも1つの選択肢

一方で、デジマ業界の経験者であれば、仕事の立ち上げを経験してみるのも良いと思います。
例えば、「ECサイトをゼロから立ち上げる」など、主体的に事業のスタートから関わるということです。

エンジニアやデザイナー、ライターなどの協力者を得て、何らかの商品を販売するECサイトをつくり、実際に収益を上げる仕組みを構築してみるのです。

その際に、ディレクター兼プロジェクトマネージャーという立ち位置で参加することが重要です。
そうすることで、資金や進捗、運営状況、顧客対応などを自分の責任でマネジメントする経験を得ることができます。

この体験はまさにプライスレスであり、転職の際にアピールできるだけでなく、仕事の幅も広がります。

ぜひ、「自営業者になる覚悟」をもって、会社を選ぶ人材になってください!