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「部屋の中のあたりまえ」を見直す

部屋の中にあるモノ、なんか多いんだよね、って感じることありませんか?モノの数を減らしたいのか、そのままにしておきたいのか、いや、もっと増やしたいのか、それは人それぞれ。


モノが多い気がする、だから、減らしたいという人は続けて読んでみてください。もちろん、ある程度モノを減らして、ある程度満足いく状態になっている人も、読んでみてください。


今まではモノを減らそうと思ったことはない、よし!今からやろう!と思うときは、割と簡単に「いらないモノ」が見つかると思います。


しばらく使っていないものはどれか?

もう、興味のないものはどれか?

古すぎたり、壊れたりして使えないものはどれか?

そもそも、ゴミはどれか?


このときの状況だと、結構「手放す・捨てる」基準が明確で、「いる・いらない」の選別も容易です。


判断基準は自分にはなるけれど、それでも、上のような基準を自分の中に持っていれば、やりやすいとは思います。それに従って、残すモノ、手放すモノを分ければいいのだから。


感情が入ると、捨てにくくなるのは仕方ないですけどね。


問題なのはここから。


上であげた基準というか、目安というか、中にはこれに該当しないモノも当然あると思います。それをわたしは「部屋の中のあたりまえ」と呼んでいます。


例えば、椅子に座って、部屋の中を見渡したとします。


テレビいらない、本棚いらない、水をやってない観葉植物いらない、使ってないオーディオいらない、着ていない服いらない、他にも幾つも出てくるかもしれません。


そしてひとしきり取捨選択して、テレビや本棚などを手放したとしましょう。


ある程度は、スッキリするはずです。


それはいい。それでいい。


でもですね。


実は忘れていることがあるんです。それが「部屋の中のあたりまえ」。


今回の例でいくと、気が付きましたでしょうか?「部屋の中のあたりまえ」に該当する品物が隠れていました(いや、全然、隠れていないのだけども💦)


答えは「椅子」です。


そうなんです。わたし(あなた)は、あたりまえのように「椅子」に座って、部屋を見渡し、いらないモノ、いるモノを見ていた。だけどその「いる・いらないのカテゴリ」の中に、今座っている「椅子」は含まれていなかった。


本当は、例外なく「いる・いらないモノのカテゴリ」に椅子も含んであげるべきでした。もしかしたら、座っている椅子、実はくたびれていて、買い替える時期が来ていたかもしれない。そもそも、別の椅子があって、こっちの椅子が「いらない」方だったかもしれない。


だけど「部屋の中のあたりまえ」の仲間に入れられてしまって、判断することすらされない状態になってしまった。


椅子を例にして取り上げましたが、実はこういうモノ、部屋の中にはまだまだ、埋まっている可能性があるんです。



Twitterでもつぶやいたけれど、そういうモノ、見逃してないか?自分の中では「あるのがあたりまえ」と思っているもの、ないか?


見えなくなっている(意識の外にある)のは、本当に大事にしたい、大切にしたいから、対象から外しているのかもしれない。でも、もしモノを減らしたいのなら、例外を設けちゃいけない。


一度、「あたりまえ」の範疇から、「いる・いらないモノ」の範疇に引き戻してあげる。その後「残す」という決断を下せたのなら、それを尊重する。


場合によっては、あたりまえにあるモノが「ん?いらないんじゃね?」ってなるかもしれない。


モノを一旦整理して、ある程度減ったけども、なんだか「停滞感」を感じているなら、もしかしたら「部屋の中のあたりまえ」が増えすぎているのかもしれない。


一度、考え方をあらためて、「部屋の中のあたりまえ」にも脚光を浴びせて、それから判断してみてほしい。


それでは、また。

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