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【鉄則】モノに住所を与えよ

モノで溢れてしまう部屋。どうして溢れてしまうんでしょうか?原因を突き詰めて考えてみると、ひとつ浮かんできます。それは「そのモノに住所がない」です。


わたしたちの例を考えてみると理解しやすいと思いますが、わたしたちが「家に帰れる」のは「住所がわかっているから、住所が決まっているから」ですよね。


住所が決まっていなければ、どこに帰ればいいかわからない。住所がわからなければ、どこに向かっていけばいいのか、わからない。


いわゆる「路頭に迷う」というやつです。


もし誰か知人の家を訪ねようと思ったときに、その人にまず、何を聞きますか?「住所」を聴きますよね。住所があるから、知人の家を尋ねられる。それが一度も行ったことのない土地だったとしても。


自分たちですら「住所」がないと、四苦八苦するのに、意思を持たない「モノ」が自動的に整然と収まることなんて、果たしてありえるでしょうか?答えは、もうわかりますよね。


そう。モノで溢れかえってしまう原因は「住所不定」のモノが多過ぎるから


なぜその「モノ」をそこに置いているのですか?いつ、そこに置かれるようになったのですか?誰がそこに置くと決めたのですか?


実は、これらのこと、全然というか、全く決まってないことの方が多いです。


モノが多くて収拾がつかない!というときは、大半のものが「住所不定」になっている可能性が高いです。多分、なんとなくそこに置かれていたりするんじゃないでしょうか。


でもそれを決めているのは誰?って考えたら、ちょっとゾッとしますよね。紛れもなく、そこに置いたのは「自分」です。まあ、家族がいれば、他の誰かが「そこに置いた」可能性はありますけど。


その場所を決めたのはわたしたちではあるんですが、それをどの程度「本気」で決めたんでしょうか?覚えていますか。


そうなんです。


そのモノを置く場所を決めた時って、意外と「適当」だったりします。大概はあまり深く考えもせず、ポンとそこに置いてしまって、結果的にそこが「定着」してしまった、ということが多いです。


意図的に「住所」を規定して置いたわけではないんじゃないでしょうか。


強烈に、具体的に「ココ!」って住所を決めたことって、果たしてあったかな?って振り返ってみると「あれ、特に決めてないや」って。


決めてないから、適当に置いちゃってるから、モノは住所不定になるんです。


住所不定のモノが増えると、上で書いたように「どこでもいいや」ってなるんですよね。そうなると、どんどんモノが増えていくし、管理もできなくなります。


住所があるから、役所は管理できるわけです。


わたしは役所勤めしているわけではありませんが、何丁目の何番地に〇〇さんが住んでいるというのがわかれば、その隣、さらにその隣、って把握できるし、管理もしやすいのは想像できますよね。


ということは、家の中も同じ。


モノの住所を決めてあげれば、そのスペースだけを活用することになりますから、他の場所はフリー。そして、整然と、整理もできます。整理ができると、スペースも増えるし、不必要にモノも増やさなくてもよくなりますよね。


どうにもモノが多いなと思うなら、モノの住所が決まっていないかも。まずは、モノがどれくらいあるのか、それから、モノの住所をちゃんと決めてあげると、モノは減らしても良いということに気づきます。


まずはやってみましょう。住所を決めましょう。


それでは、また。


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