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ダウングレードする

モノを手放したら次は、今持っているモノのアップグレードを考える。より良いものに交換して、生活全体を見直す。これは必要なことだし、少ないモノで快適に生活していくためには、避けては通れないと思います。


以前にこんな記事も書いています。

モノをアップデートするためにお金を使うコトは良いことだと今でも思っています。それは生活の質を向上させますし、何より、快適なら気分がいい。


普通に過ごしていたら、世の中、嫌なことや辛いこと、悲しいことで溢れている。そんな中、家に帰ってきたときくらいは、気分良く過ごしたいですよね。


そのためには、お気に入りのモノで揃えるっていうのも間違いじゃありません。


最近ではアップグレード、アップデートという言葉もよく聞くようになりました。パソコンやスマホを使っていれば、よく目にしたり、耳にしたりする言葉です。


アップグレード、アップデートを何のためにやるかというと、これまでよりももっと良くなるために、改善するためにやりますよね。


わたしのパソコンも、何回、アップデートを繰り返したかわかりませんw


でもですね。


アップデートって、本当に必要なのでしょうか?いや、先ほども書いたように、アップデートは必要派ではあるんですけど、それを当たり前のように思うのではなく、1歩引いて見てみるとどうでしょうか?


例えばパソコンのアップデート。


アップデートのお知らせが定期的に自動的にやってくるので、パソコンの指示に従って、アップデートをすれば、ソフトがインストールされて、アップデートが完了します。


まあ、大体ボタンひとつか、ふたつ押せば、あとは勝手にアップデートしてくれるので、それ自体に問題はありません。


問題はそのあと。


よく、「アップデートしたばっかりに、周辺機器が使えなくなった」ということもよくありますよね。ドライバを入れ替えたり、新たにソフトをインストールしなけりゃいけないことも。


そもそも使えなくなるというのも不便ですが、それだけじゃありません。アップデートしたことで、動作が重くなったりすることもあります。


そうなんです。


アップデートしたことで、実はやりにくくなるということもときにはあるんです。


モノを減らして、モノをアップデートした。それでさらに生活の質が上がった!とは思うのですけど、果たして本当に、質が向上したのか?


何となく「買って、厳選したんだから、質も当然上がっているはずだ」と思い込んでいたりしませんかね。


わたしは「いいモノを選んだはず、だから質は上がることはあっても、下がるコトはありえない」いや、そうかもしれないんだけど、そうじゃないこともありますよね。


何か多機能なモノを買ったとして、それで生活の質が向上することもあるでしょう。それはいい。そうだけど、逆に足枷となってしまい、質が低下しているということもあります。


だから、アップデートはそれっきりほったらかしにするんじゃなく、時々見直す必要があるんです。


タイトルにあるように、ときにはアップデートではなくて「ダウングレード」を考える必要があるかもしれません。


多機能コンパクト、これさえあれば、ほとんどのモノ・コトをまかなえる。確かにそれも質向上につながるかもしれません。でも、機能を詰め込みすぎて、使ってない機能だったりすることもある。


その機能が足枷となって、逆に質が低下していることもあるかもしれない。


ちなみに、最近わたしの中で「ダウングレード」したなぁと思ったのは、コレ。



腕時計に求めていたのは、いろいろな機能ではなくて「時刻を知る」ことでした。見直したら、突き詰めたら、ここに到達したんです。良かれと思って、多機能な腕時計をしていたこともありましたが、そこから見ると、ダウングレードした感じです。


だけどその方が、気兼ねなく使えるし、余計な機能がついていないんで、煩わしさも無くなりました。これで十分と言えます。


このように、ときどきダウングレードすることも考えてみると、生活の質向上につながるかもしれませんね。


それでは、また。

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