【鉄則】失せ物はモノを減らせば出てくる。モノが少なければ失せ物はなくなる。
「あれがない!」「これがない!」「あれ?どこいった!」って、よくあることだと思っていました。ときどき、家の中で、モノがどこかにいってしまって、捜索に躍起になっていました。上であげたセリフを吐きながら、家の中ウロウロ、必死に探しました。
集中力がある時は1時間くらい探すこともありました。でもそれでも見つからないということも多々あって、それであきらめてしまうこともありました。
なんか、すぐ見つかるだろうし、「ここに置いていたんだから、ここにあるはず!」と思って、探してみるんですけど、結局、見つからなかった、なんていうことが、多々ありました。
そうなるともう、諦めるしかなくって、諦めると、ある日突然、探していた「あるもの」がひょっこり目の前に現れる、という経験もたくさんしました。
例えば、家具の裏とか、洗濯機と壁の狭間とか、タンスや押し入れの奥の奥だとか、棚の一番上だとか、「そんなところに誰が入れたの?」って思うところから「ひょっこり」突然目の前に現れることもありました。
・・・もうそろそろ、いいでしょう。
お気づきになりましたでしょうか?
そうなんです。
上の文章、ほとんど「過去形」で書いてみたんですけど、文字通り上で書いたエピソードはほとんど「過去」のモノとなりました。なぜなら、最近は家の中で「モノをなくす」という経験はどこかへ消えてしまったからです。
失せ物はモノを減らせば出てくる。
家の中がモノで溢れていた頃は、探しても探しても「目的のモノ」が出てこなくて、イライラした記憶があります。
実家に住んでいたときのことです。ある日、モノが突然、目の前から消えました。家族に聞いても、誰も「知らない」という。仕方ないので、家中のモノをひっくり返して、探しに探して、それを探し続けました。
でも出てきませんでした。
焦ったわたしは、「モノをひっくり返し」ながら捜索を続けた結果、家の中が知っちゃかめっちゃかになってしまい、両親にこっぴどく怒られたのを覚えています。でもその日あきらめました。
諦めて、忘れかけていた頃にあるモノがひょっこり出てきました。でももう、その頃には「無用の長物」と化していたんです。
月日は流れて、数十年後。同じように「家の中で何かを無くした」状態になりました。それすら、忘れていたんですけど、あるとき、断●離に目覚めて、家の中にある不要なモノを捨て始めました。
するとどうでしょう。
もう忘れかけていた「何か」が出てきました。そりゃそうですよね。相対的に家の中にあるものが減っているので、気にも止めていなかった「モノ」が視界が届くところに晒されるようになりました。
お陰様で、当時探していた「失せ物」を見つけることができました。まぁ、もう、そのときには「興味も無くなっていた」ので、一緒に手放すことになった、というオチが付きますけどね。
とにかく、全体的にモノを減らせば、失せ物はいずれ出てきます。
モノが少なければ失せ物はなくなる。
モノを減らしていく過程では、失せ物が見つかる。そういう過程を通ることはありますが、それはまだ、あくまでも「過程」です。
本当にモノが少なくなった状態になると、失せ物自体、無くなります。
なぜなら、部屋の中に、見つけにくい、死角となるところがなくなるからです。
モノが多いと、整理整頓してどこかに「しまっておく」ことも必要ですし、しまうために家具を導入しなければならない。本当は、しまっておくことも、収納を購入することも必要ないんですが、それも「モノで溢れている」状態ではそんなことも言っていられません。
どこかにしまう余地がある、死角が生まれてしまう。だからモノが多いと、容易にモノがどこかに入り込んでしまい、結果「見つからなくなる」んです。
かくれんぼという遊び、やったことがあると思いますが、かくれんぼも隠れるところがあるから、ゲームが成立するのであって、隠れるところがそもそもなければ、この遊び自体、成立しなくなりますよね。
失せ物をなくす秘訣も、まさにこれ。
家の中にモノが隠れる「死角」を無くしてやれば、部屋の中でどこかにいってしまうことは難しくなります。
自分の目は節穴ではないので、目立つところに「モノ」が置いてあれば「気づく」ことができますからね。
実際、モノが少ない生活が定着してから、家の中で「あれどこいった?」とか「どこにしまったっけ?」とかいう言葉自体、吐かなくなりました。
まとめ
モノがなくなったと感じるときのストレスというのは、結構膨大です。いわゆる、ものすごくストレスを感じます。
すぐに見つかれば、ストレスも溜まりませんが、そういう時に限って、見つからないこともあります。
ミニマリストをやってよかったなと思うことは、この「失せ物」からのストレスを減らすことができた(ほとんどなくなった)ということが、非常に大きいと思います。
これがない状態がどんなに楽か。
それだけでも、ミニマリスト・ミニマリズムにトライしてみるというのもありなのではないかと思います。
落とし物、探し物、失せ物でイライラしている人、一度試してみませんか?
それでは、また。
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