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【旅の記憶】欧州最西端・ロカ岬(ポルトガル)で見たこと感じたこと

時々地図を見ることありませんか?そのときに思うのが、「国土のいちばん端っこ」って、何か魅力を感じたりしませんか?


わたしは特段「端っこマニア」ではないですけど、地図を眺めていると、ふと、そういうことを感じることがあります。


もう少し踏み込んで、「端っこには何があるんだろう」とか「端っこに立ったら何をどう感じるんだろう」ってなりませんか?なりますよね?


日本でも、最北端!とか最西端!に行くと「記念碑」が建ってたりします。まぁ、そういうものかも知れません。何か「記念」になるという感覚は、日本でも外国でも同じなのだろうか?


ヨーロッパは陸続きの国が多いので、「大陸の端っこ」っていう意識は低い気がします。国境も別に線が引いてあるわけじゃなく、自動車で道路を走っているときに、ユーロの看板を見かけ、「あぁ、今、国境を通過したんだな」っていうのがわかる。


国境通過は割と体験しやすいけれど、海と陸の境を体験する機会は少ない。


国土・大陸の端っこ、いろいろ書いたけれども、「ちょっと見てみたい」気もしますよね。いや、観たい。行ってみて、見てみて、何を感じるか。


前置きが長くなりましたが、ヨーロッパ最西端、ロカ岬に行ってみた時のことを振り返ってみたいと思います。


ロカ岬はどこにある?


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ロカ岬。聞いたことありますか?ロカ岬はユーラシア最西端の岬になります。ではロカ岬はどこの国にあるのでしょうか。


答えは「ポルトガル」です。


ポルトガルと聞いて思いつくことって、なんでしょう?

・ポルトガル語
・大航海時代
・サッカーが強い
・ヨーロッパ

すみません。あんまり印象がなくて。でも、かろうじて一時代を築いた、ヨーロッパの国という印象は持っています。


そして、地理的にいうと、ユーラシア大陸最西端の国でもあります。


首都はリスボン。


そうなんです。ロカ岬に行くためには、ポルトガルに行く必要があります。


リスボン〜ロカ岬への行き方

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リスボンからロカ岬への行き方を少しご紹介。定番の生き方だと思いますが、一応。


わたしは、電車とバスを使って、リスボン〜ロカ岬を移動しました。具体的には、

・電車:リスボン(Lisboa)→シントラ(Sintra)

・バス:シントラ(Sintra )→ロカ岬(Cabo da Roca)

時間としては約2時間の旅。

シントラからのバスはそこそこ本数はありますが、乗り換えアクセスが悪いと、シントラで待つことになります。わたしも少し間が空いたので、ここでしばらく時間を潰してました。


バスは路線バス?だったので、各駅停車の旅になりました。直行便もあったのかも知れないけれど、まぁ、それはそれ。バスは自然あふれる中(公園)を通っていくので、バスに揺られながら、のんびり、ゆったり過ごしました。


帰りも同じルートを引き返します。


旅行としては、行って帰ってで1日過ごすには十分ですね。


ロカ岬に行って、見たこと、感じたこと

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ロカ岬。


着いてみて、見たこと、感じたことは、申し訳ないですけど「ふーん、こういう感じなのね」でした。


特別何かがあるわけじゃない。


岬には小さな石碑と、モニュメントが少し。

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岬の端っこまで、徒歩でアクセスすることができます。そこから大海原を見渡すことができる。そして、特に整備されているわけでもない。


ある意味、「あるがまま」そのままの状態になっている。

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確かに解放感がある。


大海原のその先に何があるのか、見渡してみたくなる。


風と潮騒、そして潮の匂い。


ヨーロッパの内陸に住むわたしにとっては、本当に久しぶりの感覚ではありました。そういう意味では海に面している国というのはなんとも贅沢なのではないか?って思ったり。


生憎、天候が良くなく、風も強く、小雨も降ってきた。リスボンは真夏のように気温が高かったけど(30度超え)、ロカ岬の気温は20度を超えたくらい。


軽装で着たので肌寒さを感じていました。


いろんな感情が、心の中で渦を巻いていたけれども、そんな中で確かにあったのが、「なんとなくの達成感」というやつでした。


何かがあるわけじゃない(お土産屋?は一軒ありましたけど)、大満足かと言われればそうじゃない。だけど、何時間もかけて、何日もかけて、ここまでやってきた。そして眼下に広がる景色。


これはもう、達成感を感じずにはいられなかった。

わたしにとっての、ロカ岬には、そんな思い出が詰まっています。


滞在時間はおそらく1時間もなかったと思います。岬以外には何もないので、どこかで時間を潰すこともできません。


ちょうど帰りのバスがバス停に入ってくるのを見つけたので、早々に退散したというのは今でも覚えています(帰りはバスの中でほとんど寝てた気がしますw)。


まぁ、それもひとつの思い出、ですね。


まとめ

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ユーラシア大陸最西端のロカ岬に行くと、何をどう感じるのか?を確かめたくて、ポルトガルのリスボンから、電車とバスを使って行ってみた時のことを振り返ってみました。


確かにその時間、そこにいたけれども、大きな「感動」は得られなかったけれども、「達成感」は感じられました。


まぁ、それでも心が揺さぶられたのは、いい思い出になりました。


何年か後、何十年か後に、ロカ岬のことを振り替えて「あ〜、そんな感じだったよね」って思い出せれば、いいなぁと思っています。その体験と思い出は、心の引き出しに、そっと閉まっておきます。


それでは、また。

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