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【鉄則】「スペースを有効活用」しない

限られた生活の収納スペースを有効活用して、整理整頓、キチッとした生活を送りたいと思うことはあると思います。


整然と片付けられた居室。素敵ですよね。


モノが溢れていないし、整理整頓が行き届いた部屋。見ていて爽快感を感じますよね。そういう部屋は。


でもですね。


モノを減らして暮らしたいと思うなら「スペースを有効活用する」はやめた方がいいと思います。


なぜって?


スペースを有効活用するということは、そこに何かを置こうとする、つまりモノをそこに格納するということを意味します。


ということは、裏を返せば、モノの量は現状維持、或いは最悪はそのスペースを埋めるために、あえて何かを買ってきて、そこに仕舞うということを意味します。


整理整頓して見栄えをよくするならそれもいいでしょう。でも、ミニマリズムとはちょっと違うところなのではないかと思います。


モノを減らした生活をしたい場合は、「スペースを有効活用」するんじゃなくて「スペースを広げる」あるいは「スペースをなくす」が理想かと。


つまり「余白を楽しむ」ということです。


わたしもそうですけど、スペースがあると、どうも「そこに何かを埋めたくなる」心理が働きます。間が空いていると、どうにも落ち着かない。だから、そこに何かを詰め込んで、安心したい。


いや、わかります、非常によくわかります。


わたしもまだモノを少なくして暮らしたいのか(いわゆるミニマリストをやりたいのか)、整理整頓をしたいのか、区別があまり明確でなかった頃は、パーティションを区切ったり、収納をコンパクトにまとめたりしてました。


でもですね。


これだと、やっぱりモノはあまり減りません。実際、モノが減り始めたと実感したのは、そのパーティション(間仕切り)をなくしてから、加速しました。


発想を逆転させる必要があるんです。


パーティションをなくして、モノを極力減らす。そして「スペースの有効活用は考えない」そもそも、もともと置いてあったモノすら、どうにか無くせないか、手放せないかを考えました。


そのおかげで、モノに囲まれすぎることなく、必要最低限の生活が送れるようになりました。


スペースの有効活用を考えているうちは、まだ「モノを減らし切る」マインドには至っていないんですよね。だから、この段階では、さほどモノが減ったようには感じられませんでした。


スペースを活用するんじゃなくて、スペースをなくすことを考える。



これが大事なんです。じゃないと、先に進めません。


モノが少なければ、スペースの有効活用を考えなくても、設置は余裕で、モノとモノとの距離も十分確保できます。そして、モノが少なければ、わざわざ「有効活用」せずとも、全部収納できますからね。


つまりそもそも有効活用がいらない、ということです。


有効活用することすら、考えなくていい。そういう状況がいいか、やっぱり有効活用を考えるか。それは個人の好みにもよりますから、どちらがいいとか、どちらが悪いとかはありません。


ただ、こういう考え方もあるんだなぁ、って認識するだけで良いと思います。


それでは、また。


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