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【海外勤務】30分で終わる会議に何度も何度も遭遇した話

海外で働いていて気付いたことがあるんですが、会議は結構頻繁に行われます。朝から晩まで会議会議会議・・・。鬱陶しくなることはあります。まぁそれも仕事だから仕方ないんです。


でもですね。


海外での会議となると、ちょっと違う感じがあるんですよね。何が違うのかというと、ケースバーケースでもあるんですけど、「30分で終わる会議がいくつもある、あった」ということです。


日本で「会議」をやるとなると、1時間以上になることがザラで、2時間、3時間なんて当たり前。ひとつのテーマで、朝から晩まで会議した、なんていうこともありました。


ところがです。


彼の地で会議をすると、1時間を超える会議になることがむしろ少なくて、30分で終わる会議が多い印象があります。


もちろん、時と場合によっては、長時間を要する会議をすることだってあります。全くないわけじゃない。


でも時間だけでいうと、こちらで会議を開催する場合はやっぱり「会議は短いな」って感じます。この差はなんなんでしょうか?


今回は日本の会議と海外の会議の違いについて少し考えてみたいと思います。そしてどうして、海外の会議が短いのか?についても、考えます。


日本の会議の特徴


まずは、ホームグラウンド、日本の会議について考えてみます。上で書いたように、日本で会議をやると、結構な長時間、会議に時間をとられる傾向があります。日本の会議の特徴を考えてみると、こんな感じです。


・参加人数が多い
・議題が決まっているようで、決まってない
・本筋から外れる話題で盛り上がることが多い
・結論が出にくい


もちろん、これだけではないですけど、こういう傾向がありませんか。わたしも「三流サラリーマン」とはいえ、ある程度の年数をこなしてきて、感じるのは、このような感じです。


参加人数が多くて、ひとりひとりが発言しようと思ったら、それだけでも時間がかかりますよね。もちろん、メインで喋る人、中には一言も発しないで、会議に参加する人もいますけど、とにかく、関係者全員を集めたがる傾向があります。


「今日の議題はこれです」と言いながら、それ「だけ」にフォーカスして議論する場合が少なく、本筋からは少し外れることも、会議の場で明らかにしようとする傾向があると思います。


本筋から外れているので「あれ?今日はなんの話だったっけ?」ってなることもよくあります。まぁ、大事なことなら、多少本筋から外れるのは仕方のないことなんですけどね。


最後に「結論が出にくい」というのがあるんですが、会議って「何か」をみんなで決めて、次のステップに進んでいく為にあるようなものです。ですが、会議をやっても、枝葉の議論が多くて、当初目的だった「何かを決める」ということが疎かになってしまうこともよくあります。


時間切れになってしまったけど、結論は出ない、そういう時は「とりあえず」終わりにするけど、枝葉の宿題をやるとして、本筋の議論はまた別の機会に・・・なんていうこともよくあります。


だから会議が長くなるのかもしれませんね。


海外の会議の特徴


あくまで、わたしの実感としてあるだけで、全部が全部、この通りの傾向にはないことをご承知くださいね。


海外の会議の特徴は以下です


・人数は少なめ
・各員が意見を言い合う
・枝葉の議論は、あまりしない傾向
・結論を出すのが早い
・本筋以外はまた別の機会に議論


もちろん、この通りでないこともあるんですけど、傾向として感じるのが上に書いたようなことです。


参加人数はあまり多くなく、4〜5人程度のことが多い。会議が始まると、各員意見をベラベラ言い合いますけど、今日のテーマ以外のことはあまり議論しない。


話題には上げますけど、枝葉で議論はしない場合が多い。ただ、会議の密度は濃厚で、白熱した展開になることもあります。


それでいて、方向性が決まれば、結論出すのが早いので、会議時間としてはあっという間な感じがします。


早い時だと、本当に30分くらいで終わることもしばしば。その代わり、会議を開催する回数は多い傾向があります。


わたしの中では「会議」と言われれれば、最低1時間、展開によっては上でも書いたように2時間3時間は当たり前。時間を区切らないとエンドレスとなることもありましたw


まとめ


外国だから個人プレーということで、「会議はあまりやらない」のかな?と思っていましたけど、そんなイメージは吹っ飛びました。


議論することは好きだし、わからないことがあったら、すぐ「ミーティングやろう!」って誘ってくるあたりは、日本人にはあまりない感覚でした。


人の時間をとって会議することに遠慮がある」ような雰囲気の日本に比べて、「わからないことがあるなら、サッサとお互い情報を持ち寄って詰める」そして「サッサと方針を決めたい」という印象が、海外の会議にはあります。


どちらも、一長一短あると思いますが、こうも違うのは、やっぱり文化の違いなのかな?って思うこともあります。


会議の内容はさておき、こういう違いがあるっていうのは、面白いですよねw


それでは、また。


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