ポートレートを撮りたい

私が初めて一眼レフカメラを購入したのは約6年前。ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在中、カメラ好きの友達の影響で約AU$800程で買ったような気がする。私の周りの台湾人は、かなり高い確率で一眼レフカメラを持っていた。一眼レフで撮った写真を見ると、ただのデジカメで撮った私の写真と全然違う事に気付いた。「私もこんな写真を撮りたい!」と思い、勢いで買ってしまった気がする。その後、オーストラリア滞在中はとにかく写真を撮りまくった。ワーホリ終了後のニュージーランド旅行中は、初めて望遠レンズで景色を撮影したり、カメラが一つあるだけでかなり楽しめた。クイーンズタウンでサイクリング中に撮った写真は今でも宝物だ。


でも、たくさんの思い出の詰まったカメラがあっけなく故障した・・・。


ニュージーランド旅行中にアメリカ人の友人ができたので、ハロウィンの時期にシアトルの友人宅を訪ねた。初めての本場のハロウィンで、かなりハメを外してしまい、何度もカメラを落としてしまった。気付くと、液晶部分が映らなくなってしまっていた。日本に帰国後修理に出そうとしたが、思いのほか出費がかさんでしまう事が判明し、そのまま放置してしまった。

ワーホリから戻り、日本で毎日を過ごしていると、もう写真の事なんてどうでも良くなっていた。写真好きの友人も周りにはいなくなっていた。

もう一眼レフを買う事は無いだろうと思っていたが、最近Jessica KobeissiというYoutuberの動画を見て、カメラを購入した時の事を思い出した。


「こんな写真が撮りたい!」


Jessica Kobeissiはプロのフォトグラファーで、以前は結婚式のカメラマンとして7年ほど働いていたとの事。働いていた時のエピソードをひたすら話す動画なんかもあったりする。彼女の動画でお気に入りなのは、モデルではなく、街中の見知らぬ人を撮るというもの。何人かのフォトグラファーと一緒に街を歩き、知らない人にお願いして撮影するという事を世界中でやっている。東京でも何度か撮影をしていて、その動画もかなり私のお気に入り。かなりのフォトグラファーが、知らない人に声を掛ける事に抵抗があって面白い^^ 私なんて、写真を撮ってもらう為に声を掛けるのも抵抗感がある。まして写真を撮らせて下さいなんて言った事、人生で数回あるか無いか。ただ、その場限りの貴重な瞬間を切り取る作業は見ていて本当に楽しい。そして、撮った写真がめちゃくちゃカッコいい!

カメラに詳しい人によると、ポートレイトは風景撮影よりも難易度が高いらしく、レンズも良い物を使用する必要があるとの事。幸い、私がオーストラリアで購入した望遠レンズでも十分撮影可能らしいので、あとはボディを新たに購入するのみ。レンズの規格に合わせると、選択肢は限られてくるので、PanasonicかOLYMPUSのカメラから選ぶ事になる。元々、見た目だとOLYMPUSのPenシリーズかライカが良いなと思っていたので、Penを購入しようと思っている。カメラ女子に人気とか、見た目がカワイイというだけで人気なのかもしれないと不安だったが、機能面も充実している模様。

いつか私も街中で知らない人に声を掛けて撮影できる位の腕前になりたい。そして、その写真を見て皆に幸せになってもらえたら最高だ!!

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