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​NEGi FES 2016に行った話

先日、日本の5大フェスのひとつ、『NEGi FES 2016』に行ってまいりました。

もう一ヶ月…。
相変わらずの遅い更新です。

この日はとにかく荒天。
開場し、中に入ると、真ん中の道の上から、屋根から降り注ぐ滝が。
まだ誰も座っていない列があったので、通路側に座ると足元がそこ以外水浸し…。
前途多難といったところですが、屋根があるおかげで、たいしたことはなさそう。

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まず「はじめのことば」ということで、Negiccoをはじめ、出演者が勢揃い。


とにかく興奮してぴょんぴょん飛び跳ねる、アイドルネッサンスが愛おしい。
堂島孝平さんからは、裏では、Nao☆さんがこのコーナーはMステをイメージしていると暴露されると、全く似ていないタモリさんの真似をし出して、すかさず「なもり」とフォローに回るMeguさん。
ただ、堂島孝平さんはMステ出るより、NEGi FESに出られて嬉しいと、会場を盛り上げていました。
このコーナーだけで、噂に名高い堂島孝平さんのMCが堪能できて、良かったです。
そもそも、堂島さんは半身でNao☆さんにちゃちゃを入れる体勢だったので、期待した以上のやる気でした。
土岐麻子さんはもう本当にNEGi FESに出たかったんだろうことが伝わってきて、Negiccoファンとしては、嬉しくなっちゃいました。


そして、Negiccoのライブではおなじみグッズ紹介にそのまま移行。


NegiccoのMCが大好物な私としては、フェスが始まっていきなり観れるという、幸せのひとときに突入し、ニヤニヤが止まりません。
思い出を刻みネギという、新しいギャグ?も飛び出す勢いに、この日もNao☆さんは肩があったまっています。相変わらず、ポンポンと出てくる、脊髄反射でギャグが精製されているのかもしれませんね。
退場というところで、「チャラチャラチャー」と口で、松本孝弘によるミュージックステーションのテーマをやって、退場するグダグダぶりに腰が砕けました。


まずはじめは、アイドルネッサンス。

今年のTIFのPASSPO☆とのコラボで、現場は初見でした。それまで、いい曲をカバーしているなぁとは思っていたのですが、ファーストアルバムを通して聴いてみると、カラオケの域を超えてないし、変わり映えがしない気がしていたのですけど、ライブでのパフォーマンスで、完全にそんな気持ちは吹っ飛びました。
コラボ相手がPASSPO☆だったのも良かったのかもしれないですけど、楽曲より断然現場のアイドルでしたし、一生懸命な彼女たちに撃ち抜かれちゃったわけです。
そして、今回は単独で観るのは初めてということになるわけです。

はっぴを着て登場したアイドルネッサンス、一曲目は『お祭りマンボ』!
こんな渋いのもやっているんだと思いながら、私はお腹が空いたので、タレカツ丼と豚串の列に並びながら、観ていましたら、はっぴの背中に何か書かれていました。
人見知りで、面と向かって言えないということで、8人が並ぶと「NegiccoさんLove」に!
フェス仕様のセトリで、トップバッターとして、見事に会場を盛り上げてました。
何より個人的には、なでksジャパンの薫陶を受けておりますので、『シルエット』をやってくれて、本当に良かったです。若いロックバンドの青臭い歌をアイドルが歌うと最高説を機会があれば、水曜日のダウンタウンで提唱したいくらいです。
そして、コラボコーナーでNegicco登場により、『ネガティブ・ガールズ!』を11人で披露!凄い圧!
途中のセリフパートはアイドルネッサンスが担当したのですが、もうめちゃくちゃかわいらしい。
「乾杯しましょう!」なんて、未成年がダメだぞ!」なんて思いながら、ニヤニヤ観てしまいました。
ちょっと残念だったのは、以前アイドルネッサンスとアップアップガールズ(仮)がコラボしていた際に、アップアップガールズ(仮)の森さんがアイドルネッサンスの衣装を着て、『17才』をやっていたことがあったそうで、今回もNegiccoには、同じ衣装を着て欲しかったことですね。
そして、アイドルネッサンス最後の曲は、僕がMVで泣いた『君の知らない物語』!
フェスということもあり、泣きませんでしたが、もうサムズアップ!あぁ、夏が終わると思いました。

アイドルネッサンスはとにかく絶対的なセンター感がある石野理子さんがとにかく崇高で、そこに伯仲するかのごとく、かわいらしい他の子がいるといった感じで、今回個人的には、最年少・野本ゆめかさんがもう特に良くて、テンションが上がると、ぴょんぴょんしてしまう感じで。

それとは対照的に、同じ新メンバー・原田珠々華さんが石野さんみたいに、少し内省的で、とてもバランスの取れたグループだなぁと思いました。


アイドルネッサンスのステージが終わり、出店の紹介に。


客席側からNao☆さんが登場。頭には新潟のゆるキャラ・レルヒさんの被り物を着用していて、これが狂おしいほどのかわいらしさ。
そして、足元のレインブーツがまたかわいい。
そこかしこから、「かわいい!」と吐息交じりの声が上がる中、レルヒさんの歌を歌いながら登場したNao☆さんは、出店の方にお話を聞いたり、近くのお客さんをひとしきりいじってみたりと大暴れ。脊髄反射で生み出された「タレカッツアイ」の歌がもうすごい。
それに、やたらとコールアンドレスポンスを要求してくるNao☆さん。「セイ!」という合図のニュアンスが微妙にずれたまま進むNao☆さんのコールと、それに後追いするけど、「セイ!」も言っちゃって、変な感じのまま進む客席側のレスポンス。それがNao☆さん退場まで続くので、レルヒさんの顔の造詣も手伝って、かわいいけど、悪夢感が若干漂いつつ、終わっていきました。


次の登場は、土岐麻子さん。


こちらも初見です。
最初の全員が勢ぞろいした時とは、違う衣装で登場して、「何て贅沢なんだ!」とひとり感心してしまいました。
イメージとして、ライブでは静か〜に歌う感じなのかなぁと勝手に思っていましたが、強まる雨音にも負けない声量に驚きました。
MC多めな感じがしましたけど、それもすべて気が利いていて、ベテランともなると、やはりMCも面白い。楽譜のスタンドがネギカラーになっているのを見て、かわいいから物販で売って欲しいと言ってみたりと、会場を沸かせていました。
とにかくきれいでうっとりしちゃう。Negiccoに歌って欲しいという選曲の数々。斉藤由貴さんの『青空のかけら』、アレンジされた『佐渡おけさ』は確かに今のNegiccoには、ぴったりかもしれない。
そして何より、『矛盾、はじめました。』を披露してくださったのが、もうこの日のハイライトで、これだけで元が取れたと思うほど良くって、Negiccoより、何だかかわいく聴こえました。
丸見えの舞台袖でうっとりそれを観ているMeguさんが印象的でした。
ただ残念なのは、この『矛盾〜』をもっと嚙みしめたかったのだけど、近くの酔っぱらった?お客さんが「あさこぉー⤴︎(ももいろクローバーZメンバーを呼ぶ時のニュアンス)」と、ちゃちゃを入れていたことです。
至福の瞬間に立ち会えた喜びを邪魔された時の腹立たしさは激しく、彼らには猛省を促したいです。
土岐さんとNegiccoとのコラボコーナーへ。
この頃になると、かなりの土砂降りになり、屋根に溜まった雨水が滝のように落ちてきて、客席は水浸し。
そんな中、『Gift ~あなたはマドンナ~』を披露してくださいました。
土岐さんは主にコーラスに回って、Negiccoがメインで歌うスタイル。
コーラスも天下一品ですけど、何よりフェイク(最近覚えた)の入れ方がさすがと言わざるを得ませんでした。かっこいい!
Negicco本人たちも公言していますが、フェイクがあまり得意じゃないみたいなので、Negiccoもこんなフェイクを入れられたら、もう鬼に金棒だなぁと思いながら、観ました。
とにかく美しい土岐さんのステージ。今度はワンマンで観てみたいです。お高いので、なかなか手が出ませんけど、ブルーノートとかでもやってらっしゃるから、そこで観たら、最高かなと。

土岐さんのステージが終わり、再び出店紹介。

土砂降りの中、今度はMeguさんが登場。
グッズのポンチョにレインブーツ姿での登場に、再びそこかしこから、「かわいい!」と吐息交じりの声が上がりました。
出店スタッフの方に、インタビューを聞きに行く際、二回も目の前を通ってくださって、歓喜!
本当にかわいかったです。


続いて、ついに出ました堂島孝平さん。

こちらも初見でしたが、ほうぼうから、かなり高い評判を聞いていましたので、楽しみにしておりました。
いやはや、評判以上!
まず、楽曲自体もほぼ知らないで、臨んだので、新鮮なのもありましたが、すごい幅広い音楽性を体験できました。どれも今では好きな曲になりました。
しかし、何と言っても、MCが素晴らしすぎる!
劇団鹿殺しの舞台で俳優として、目覚めた堂島さん。バンド形式でのライブをしばらくしていなかったので、今回呼ばれていなかったら、俳優のままだったと、俳優もまんざらではなかったというスタンス。
それに暑いのに、ジャケットを選んでしまったということで、徐々に脱ぎ出し、肩を片方だけ出した状態でライブを始めようとして、最前のお客さんに脱ぐようにせがまれたり、ライブが佳境に入り、盛り上がったあたりで、声援に応えて、ジャケットを脱ごうとしたら、脱げずに、小声で「脱がして」とお客さんに脱がしてもらったりと、ジャケットひとつでかなり盛り上げてました。
しまいには、そのジャケットを客席に投げたのに、小声で「(スタッフに)返して」と言うと、素直な最前のお客さんはそのまま堂島さんに返しちゃって、思わず苦笑い。もう一度投げると今度は、先ほどのこともあって、なかなか返さないでいると、「そこはすぐ返して」と天丼を期待していた様子の堂島さん。
他にも、「(堂島さんを)初めて観た人」と挙手を請うと、たちまち、自分も含めて、会場のほとんどが挙手している状態になると、すぐさま「はい!(手を)下ろして!すぐ、下ろして」という始末。逆に発破を掛けられた様子でしたけど。
そんなこんなでMCも堪能できましたが、もちろん演奏も素晴らしすぎました。
『6AM』はもうすごいおしゃれ!
『ベンジャミン、空を睨む』はイントロで心を鷲掴みにされちゃいました。
そして、『き、ぜ、つ、し、ちゃ、う』で、タオルを振り回しながら、登場したNegiccoは、そのまま『わがみ』、『SNSをぶっとばせ』と3曲もコラボ!
とてもKaedeさんが楽しそう!
大盛り上がりの中、曲の最後で、ジャンプして曲を終わらせるよくやるやつ(名前が付いているものなのか?)をやったのですが、4人でジャンプして、着地でジャン!で終わるはずが、Nao☆さんだけ早く飛んでしまって、もう一度ジャンプするというグダグダな展開に、Nao☆さんは堂島さんから「金メダル」と評されていました。そんなこんなで堂島さんのパートも和やかに終了いたしました。

そして、Negiccoの新潟クイズコーナー。

タイムテーブルを見た段階で、ちょっとした衝撃のコーナーでした。
観客参加のこのコーナーは、すべてAとBの二択のクイズで、Aを選ぶ場合はグリコのポーズ(両手を広げて挙げる「Y」のポーズ)、Bを選ぶ場合はキューピーのポーズ(両手を広げて下に向けるポーズ)をそれぞれして、間違ったら、座り、残って、立ち続けていた観客が新潟の名産を手に入れられるというもので、言わば、マルバツクイズでAとBにしたことでややこしくなります。
そもそも、答えを発表する際、一緒にやってるNao☆さんが結構間違ってしまっているのも、面白かったのですけど、Kaedeさんの弟さんとお父さんの血液型を問う2問は、単純にAはA、BはBと出題すればいところをAはB、BはABみたいな出題になってしまい、『自由に』の振りみたいに、脳トレチックな問題に。
結果出題者のKaedeさんも答えはもちろん正しく発表してはいても、ポーズがグリコなのか、キューピーなのか、グダグダになっていましたね。
色々乗っかって、ややこしくさせちゃうのも、なんだか、Negiccoですね。


ついにトリである、このフェスのオーガナイザー、Negiccoの登場!


ここでは、2曲目で僕が大好きな『江南宵唄』を披露してくれて、もう満足!雨雲で暗くなったところに、照明も相まって、とても大人っぽい雰囲気に。
その雰囲気のまま、先ほど土岐麻子さんバージョンが聴けた『矛盾〜』の披露で、天にも昇る心地に!
緩急の効いたセトリ!
『サンシャイン日本海』では、当日会場にいらしていた、田島貴男さん(隣にはconnieさん、堂島さんが並んで座っているという豪華スリーショット)に向けて、拍手が起こり、それに答える田島さんという一幕も。
『トリプル!WONDERLAND』では、まさかのアイドルネッサンスと再びコラボし、一緒になって盛り上げて、畳み掛けます。
その後も『自由に』と『恋のシャナナナ』と盛り上げ曲のつるべ打ち。
そして、Negiccoアンセム『圧倒的なスタイル』では、はっぴを着て、再々登場したアイドルネッサンスとコラボで、圧巻の11人でのラインダンス!ただ、2倍バージョンだったのを忘れてしまい、間奏を煽られながら、ただ聴くというハプニングはありましたが、会場は大盛り上がり!
そして、最後の『ねぇバーディア』では、イントロで、ネギホーンズがステージの前まで来て、演奏して、会場をさらに盛り上げ、まさに大団円!
前回も他のライブでもそうでしたが、観られないほどの盛り上がりを、NEGi FESでは観せてくれます。
それに『圧倒的〜』からのつなぎは化学反応が起こるのか、ロケットの切り離しがごとく、すごくブーストがかかる感じがして、ただただかっこよくて、痺れました!

ついに、フィナーレということで、出演者が全員勢揃い。

アイドルネッサンスからこの日の感想を述べていましたが、もう全身で嬉しさを表現するアイドルネッサンスがかわいくて仕方がない!
そして、土岐さんが今日はこのイベントに出るということで、ネギカラーのネイルで臨んでいたことを明かすと、それを受けたMeguさんは感極まってしまって、顔を覆ってしまったのですが、それを受けて、アイドルネッサンスの感想をかぶせで泣きながら感想を言う堂島さんは、天才でした。
土岐さんもさらにかぶせながら、お茶目に感想を言って、楽しそうな雰囲気のまま、サイン入りフリスビーを投げて、終了いたしました。

いやはや、素晴らしいイベントでした。
フェスはTIFくらいしか行ったことはなかったのですが、荒れるようなことは到底ない平和なフェスでしたし、座ってゆったり観れるし、大雨でも屋根あるし、アトラクションのような滝も見れたし、最高でした。
また、来年も是非お願いしたいです。


※2016年9月19日公開分をnoteで再掲


投げ銭ぶつけてください。そうしたら、もう少し、ブログ書きます。たぶん…。 いや、そんなことしたら、もったいないですよ!