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ジュラシック・ワールド見たよ

こんにちは! 三津名ぱかです。

先日「ハリーポッターと呪いの子」の舞台を観に行こうと思ってたのに、コロナのせいで中止になってしまいました。うう…悲しい。

有給を取っていたので、せっかくなら映画を見ようと思い、「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」を観てきました。今回はその感想です。
一部ネタバレありですのでご注意ください。
ネタバレ踏みたくない人はブラウザバックか、観てから読んでね。

「ジュラシック・ワールド新たなる支配者」の感想

見るときの心構え

まず、本作はジュラシック・パーク3部作に続く、ジュラシック・ワールド3部作の完結編です。
予習しようと考えている人は、「ワールド」2作より「パーク」3部作を見た方が良いです。
「パーク」で出てきたグラント博士・サトラー博士(エリー)・マルコム博士が活躍します。パークが好きな人にとっては今作はとても楽しめます。ヘンリー・ウー博士も出てきます。彼はちゃんと然るべきところで裁かれた方が良いよ……毎回ちゃっかり生き残って、組織にスカウトされてるの笑う。

「ワールド」の前知識としては、前作で恐竜が島から連れ出され、世界中に拡散してしまった……という点だけ分かっていればOKです。あとは雰囲気で観れます。

本作を見るにあたって、覚悟した方が良いのが虫です。イナゴが本作のキーとなるのですが、大きさがとにかくやばい。30センチはある。
巨大イナゴが空を真っ黒に埋め尽くして飛んでいたり、イナゴ自体が大写しになります。虫が苦手な人はお気をつけください。私は死にました。
あと、恐竜に襲われたり、隙を突いていきなり登場なども、もちろんあります。がっつりパニックサスペンス映画ですし。

良かったところ

とにかく「パーク」3部作のオマージュがすごい。
このシーンはアレのオマージュじゃん……みたいなのが沢山あって楽しめました。
発煙灯とか、パラシュートで降りるとか……。毎度おなじみの大型肉食恐竜の鼻先が覗いてドキドキするシーンもありますよ!

第1作目に、Tレックスが吼えて横断幕が落ちる、あの有名なシーンがありますよね。あれに似た象徴的なシーンが本作のラストにもありました。正直めちゃくちゃ興奮します!

もうね……グラント博士が好きなので出てきてくれて本当に嬉しい。それだけでも見る価値あると思いますよ。パークが好きな人は絶対に見た方が良い。

「ワールド」の人気キャラ、ラプトルのブルーと、その子供のベータも出てきます。これがめちゃくちゃにかわいい。ヴェロキラプトルが好きなので、シリーズ全体でちゃんと出てきてくれるのは本当にありがたいです(なお、最推しは同じく小型肉食恐竜のデイノニクス)

個人的にかなりポイントが高かったのが、ディロフォサウルスです。シリーズに出てくるあのエリマキトカゲみたいなやつ。襟巻と毒を吐く性質はジュラシックパークの創作設定ですが、むしろジュラシックパークっぽさがよく出る恐竜だと思ってます。めっちゃ活躍してた(笑)

あと、出てきて嬉しかったのはテリジノサウルス! 
最近推してる恐竜です。爪のアンバランスさと、あの姿で植物食というギャップがある子です。前に企画展で復元骨格を見たことありますが、迫力がやばいです。好き。
テリジノサウルスが好きな人は見るべき!!

今回登場するキャラクターで、ケイラという運び屋のおねーさんが私の好みドンピシャでしたね。ジュラシックパークシリーズは、なにかと叫んでばかりの女の人が出てきますが、それと対局の存在です。クールで精神的な強さのある女性です。痺れる。

恐竜を見てキャーキャー言うキャラが、実はあまり好きではありません。IIIに登場するアマンダは、特に見ていてイライラしちゃうんですよね。みんなの足を引っ張ることで、よりドラマチックになるのは分かります。でも叫ばれると、私は逆に冷めちゃうんですよ。
その点「ワールド」は比較的登場人物が落ち着いていて観やすいんですよね。クレアもメイジーも肝が据わってますし。そこがとてもいいと思います。

映像の迫力も凄かったです。映画館の音響ならではの、足音が振動として伝わってくるあの感じが、やっぱり堪りませんね。映画館サイコー!!

悪いところ

オチが微妙……というか、恐竜を取り巻く環境が前作の最後から大して変わらない。種の復活とそれに伴う倫理的な責任は、前作からの大きなテーマだったはずなんですけど、ちょっと調子抜けしてしまいました。
共存という道は前作で既に出ていました。それを今作のラストに持ってきても、前と同じじゃんとしか言えなかったです。

というか、タイトルが「新たなる支配者」なので、共存しかないと言われても、あれっ?支配者って何?となってしまうというか。私の読解力が足りないだけ……?
シリーズの締めくくりとしては尻すぼみになったと感じてしまいました。これを継承した新シリーズが出れば、また違った見方ができるのかもしれません。うーん。

恐竜以外の要素が多過ぎたのも残念な点です。クローンの女の子(メイジー)周りのストーリーはあまり恐竜パートと接点が無いのです。いや無くはないんですけど。ジュラシック・ワールドでやるならもっと違う広げ方があった気がします。だってクローンですよ?もっと活かして……。

この記事の冒頭で挙げたイナゴも、ちょっと余計な感じがします。メイジーを特別な存在とするための要素でしかないのです。しかも見た目が気持ち悪い……。

これらに押されて恐竜の出番が少なくなってしまったのは、致命的だと思います。恐竜映画としてみんな観に行くと思うので。

あと、映画館に足を運んだのは、ブルーの活躍を観たいからというのがありました。
結論から言うと、彼女はあまり出てきません。というのも、彼女はオーウェンたちを待つポジションになっているのです。
序盤、ブルーの子供を取り返してくるから待ってろ!と言ってそのまま置いてけぼりです。その後は最後に少し登場する程度なので、がっかりしてしまう人も多いのではないかと思います。せっかくの人気キャラなのに……。

色々活かしきれなくて消化不良という印象でした。

総評

ストーリー面やテーマの回収を目的とするなら、あまり楽しめないかもしれません。ただし、スリルを味わいたい・シリーズが好きという人は見た方が良いでしょうね。
総評としては面白かったです!
やはりスリルを味わうなら劇場で観るのが一番!!

ちなみに私は幼い頃、恐竜を専門とした古生物学者になるのが夢でした。今はぜんぜん違う職に就いていますが、今でも恐竜は大好きです。
こんなふうに好きになったのも、ジュラシックパークのおかげです。人生に大きな影響を及ぼした映画シリーズでした。本作を映画館で観れたことをとても嬉しく思います。

それでは今回はこの辺りで。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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