褒めて伸ばす は伸びるのか?
多くの人が気になる疑問の1つはこれでしょう。
こと仕事においては「誉めてもほとんどの面で伸びない。」が真実だと感じます。
それなのに何故、褒めたら伸びると思うのか?
もしくは、なぜ褒められないと伸びないと思うのか?
そこにちょっとした行き違いがあるのかもしれません。
学生は褒めることで苦手科目が好きになり、どんどん勉強して結果を出すことがあります。それが社会人になってからも同じような感覚で成長に繋がる事なんてあるんでしょうか?
全くゼロとは言いませんが、そんなこと基本的に無いはずです。
もちろん「子供と違って心が汚れてしまってるから有り得ない」などと言うつもりはありません。
実体験に基づいた現実的な理由からです。
まず己を振り返ってみましょうか。
仕事で褒められると、どう感じることが多かったか思い返してみて下さい。
「やった!頑張った甲斐があった。次はもっと頑張ろう!」でしょうか?
実は、そうではないのでは?
「あ、この程度で褒められるんだ」
「もうちょっと完成度上げられるんだけどまぁいいか」
「もっと効率的に進めることだって出来るんだけど、これくらいにしておこうか」ではありませんか?
事実、誉められてる同僚を見て「あ、この人、本当に頑張ったんだな」と思えるシチュエーションってそんなに無いだろうと思います。
適当なやっつけ仕事プラスアルファ程度で評価されてる同僚を横目に見ながら、それでも頑張ることに意味を見出せる人ならともかく、世間一般の人は無駄に力を使うことはありません。
なぜなら、褒められる=それでヨシ。それ以上頑張らなくてOK!という意味なわけですから。
では、どうして頑張らなくてOKだと思うのでしょう?
これも理由は簡単です。
それでちょうど給与分の働きをしていると思っているからです。
だから褒められても給与分以上の仕事をするのは無駄だから、それ以上やらないわけですね。
結論です。
「オトナは褒めても伸びません」(絶対とは言わないけどね)
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