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夢と記憶と

今朝見た夢はかなり印象的だった。

印象的だったんだけど、登場人物で知っている人はほんのひと握り。
大半が知らない人ってどういうことだろう。
しかも、夢の中で一番親しく話をしていた人すら私の記憶には無い人だった。

脳科学や睡眠学の分野では、睡眠中に記憶が整理され、定着と消去が起こるという。だとしたら、夢の登場人物はほぼ全てが知ってる人で構成されるのが当然のように思う。

それを証明するためには記録を残すのが普通だろう。
しかし全ての夢を克明に記憶し分類出来るなら、それは眠ってないということになるのではないだろうか。つまり、正確なデータ採取は困難だということになる。
たまたまぐっすり寝ても克明に覚えてる人がいるかもしれない。
でもそんな人はとてもレアな存在 であり、特異とも言える 特性の持ち主で、とうてい一般的な人とは言えないだろう。
正確なデータが取れない時点で、睡眠中に脳がどんな活動をしているのかは未知数ということになるはず。
研究者としては「分からん」と答えたく無いがために、考えつく最も可能性が高い答え「記憶の整理」を推してるのではなんて勘繰ってしまう。

それはともかく、夢に出て来る「知らない人」はどこから現れるんだろうか。

考えられるパターンまだあるかもしれないが、
①、実は知ってる人だが、過去に出会ってからの時間が加算されてる人
②、実は知ってる人だが、記憶から抹消されている人
③、実は知ってる人のパーツを組み合わせて作られている
④、本当に全く知らない人
などなど

①〜③はベースがある(?)から何となく登場可能に思えるけど、さすがに④は苦しい。なんたって何十人も想像だけで顔形、声や性格まで事細かに設定して、特徴に合わせたファッションで着飾った状態を作り出してるわけだから。
これがもし、本当に作り出してるとしたら何かの才能が眠ってるのかもしれない。

そうではなく、平安時代の夢よろしくエキストラとして他人様の夢に登場出来るシステムが人には備わっているとしたら、それはそれでスゴイことだろう。

いずれにしても、知らない人がたくさん登場する夢は今後とも気に留めておくべきかもしれない。

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