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投薬レベルと保定抵抗レベル
丸々1ヶ月以上、毎日投薬していれば私の投薬レベルも向上するというもの。
猫的にはどうにかして保定を振りほどいて投薬を逃れたいのだが、いかんせん体力が低下した高齢猫の身では抵抗もおぼつかない。
そんなこんなで、これまでは私の投薬が圧勝していたのだが、食欲も増し、体力が回復して来ると無理だって効くようになる。
そう。
今では両手両足を使って抵抗するところを、如何にかいくぐって口に押し込むか?という攻防が繰り広げられるようになったのである。
保定する私の左手を両手で押しのけようと身をよじり、爪で引っ掻いてくる。
引っ掻く流れで口の前に持って来られるであろう薬を弾き飛ばしにかかるという、攻防一体の動きはまさに保定抵抗レベルが上級に達した証。
まだ爪が伸びて無いから私の左手が無傷なのだが、そろそろ危ないだろうという危機感も煽って来る。
こちらは左手で保定し、右手で投薬するしかないので、両足を使って取り押さえるわけだが、これが以外と難しい。
力を入れ過ぎると苦しいだろうし、かといって抜き過ぎると両手がフリーになってしまう。
良い塩梅を探りながら保定する私と、その足を振りほどこうと足掻く猫・・・
この戦いが毎日繰り返される・・・
と言うと、普段からかなり警戒され、避けられてるのでは?なんて思うだろう。
でも全くそんなことはなく、投薬の時だけの好敵手だったりする。
今もすぐそばの床でゴロゴロと寛いで、気が向くと撫でられに来るのであった。
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