見出し画像

ルーティンワーク

僕にとって、仕事から帰った後にルーティンワークができるかどうかが、今の体調の良し悪しを測るバロメータとなっている。

ルーティンといっても、大したことないではない。ほんのちょっとした行いだ。

大学院生の時、毎日ちょっとした努力でも続けると、それが積み重なって大きな力になることを実感した。というか、逆にコツコツと積み重ねないと、僕のようなこれといった才能がなく、むしろ成長速度が人より遅い人間は力がつかないのだと痛感したのだ。一瞬やる気が猛烈に出て、何かにガーと取り組んだとしても、続かなかったなら何の力もついて居ない。まして、意識が高いだけで行動していなかったら、ハッキリ言って意味がない。

僕は大学時代、そういうのが多かった。意識の中だけでは、やる気があって、イメージの中の僕は完璧だった。やる事リストやアクションプランを作って、それで良い気持ちになるのだけど、結局その計画が達成されたことは無かったのだ。

才能が良い人、要領が良い人は、3日坊主でもとにかく数多くに手をつけて、というのでも良いかも知らない。だけど要領の悪い僕は、全て中途半端で終わってしまう。

僕は、継続というやり方で勝負するしかないのだ。


だから、自分が本当に成長したいと思うこと、磨きたいことを、夜のルーティンとして継続することにした。

それは以下の3つだ。


・ガッシリした体になる。

・文章力をつける。

・美味しい料理を作れるようになる。


なぜこの3つなのか。今回は1番上の、ガッシリした体になる、その理由だけをあげる。

僕は昔はサッカーをしていたが、訳あって中学の途中で辞めてしまった。高校の時はバリバリの文化系だったので運動はしていない。だから運動する機会は少なく、そのせいで痩せっぽちで、特に悲しくなるほど上半身の筋肉がない。

学生時代のスポーツテスト。握力は点数的には大体、2か3。ハンドボール投げは女子にさえ負けた。腕がガリガリだとよく言われた。

力がないことがずっとコンプレックスで、でも筋トレするのも面倒臭いので、まあ大人になったら力何て必要ないし、とか自分に言い聞かせていた。結局それは良い訳で、やっぱり筋肉をつけたいなとは思っていた。

それで、10ヶ月前くらい前からやっている。それまでも筋トレを始めたことは何度もある。しかし、大体1ヶ月も続かなかった。でも今回は10ヶ月(やらない日があるにしても)も続いている。

ただ、ずっと継続してやれている訳ではなく、時期によってやれない時がある。できている時期は毎日できる。だけど、できない時期は1日たりともできない。

筋肉は使わないとすぐ落ちてしまうので、継続してやる必要がある。僕自身、今までの努力を無駄にしたくないので、尚更続けたいのだが、どうしても体が動かない時期があるのだ。

それは意志の問題でもあるけど、体調に大きく左右されると実感するしている。慣れない環境に変わったとか、疲れがすごい溜まっているとか、落ち込んでいる、とか、そういう時は筋トレはできなくなる。その他のルーティンワークもそうだ。


だから、逆説的に体調を測るバロメーターになるのだ。

今あげた3つの中で、僕の中で1番難易度が高いのが、文章を書くこと。本当に書けなくなる。まるで書きたいことが浮かばない。

その次が筋トレ。腕立てにしろ、腹筋にしろ、身を屈め、その体制をとり、1回でもやればそれから10回20回とできるのだろうが、その1回目ができないんだ。

勉強のスランプの時、まず5分机に座れば自然と集中モードに入れるとわかっていながら、その5分間机に座るのことができないのと同じだ。

そして、1番調子が悪いときは、料理、自炊ができなくなる。弁当やカップ麺、外食で済ましたりする時は、大抵心の余裕がなく、家事全般やる気が出ない。そして、使える箸がなくなり、割り箸を頼るようになる。


まあ、こんな感じで、ルーティンワークはバロメーターとなっているのだ。

8月の上旬は、これらのルーティンの出来を点数化すると、0.5だった。

今は、2.3くらい。自炊はできる。筋トレと文章はできる日もあれば、できない日もある。

ただ、少しずつできる事は増えている。

家計簿を再び付けるようになり、また返信が中々できないでいたメールに(返信するのに気が重いメールだった)返信できたのがその証拠だ。

少しずつ、取り戻していこう。












なった時から

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?