見出し画像

ゴールデンウィークを前にして

仕事を始めて、実家に帰省するのはこれで5回目。大抵4日以上休みがある時に帰省している。毎回、休みに入る前、最後の仕事を終えたときは晴々しい思いとなる。仕事が残ったまま休暇に入るのは嫌なので、考えられる仕事を全て終わらせて家に帰る。

今回、帰省中に、中学の友だちと飲みに行く予定だった。でも、やめた。コロナが再拡大しているからだ。「若者は危機感がない」と言われるこの頃。外出・外食を控える人も周りにはおり、その人らと比べたら、僕も「甘い」と言われるだろう。危機感を全く持っていない訳ではないが、外出・外食を全てやめるべきとは思わない。ただ、やはり飲み会は感染リスクが高いと思い、今回辞めることにした。


この場所にいるのも、残り約3ヶ月。もう9ヶ月が経ってしまったのかと思うと、驚くしかない。

仕事を始めてから、3ヶ月間はすごく長く感じた。だけど、この3ヶ月は多分すごく短く感じる気がする。今日、いつも歩く家の近くの店を歩いて、「この道から見る景色も、あと3ヶ月で見納めか」と思った。引っ越しできた時は、全く見慣れなかったこの風景。知らない事だらけで不安でしかなく、これから色んなことを経験していくのだろうと思っていた。でも、別れの時期が刻々と近づいている。始まったと思ったら、終わりを迎えようとしているのだ。人間、やっぱり今を大切に生きることが肝心だな、と改めて思った。


この9ヶ月で、沢山の大切な人ができた。色々とお世話になっている猟師の師匠、尊敬する上司、偶然出会った地域の女性、愉快な農家さん、とても話があう仕事仲間、大学の後輩ら、そしてかけがえのない人。

今日も企画会の終わりに、「また高知に来てね」と言われて、とても暖かく、同時に寂しい気持ちになった。「また帰って来ますよ」と言いつつ、でもこの機会に大切にしようと思った。もしかしたら、もう会えない可能性もあるのだから。

人生は出会いと別れを繰り返すものだという。

もっと話しとけば良かった、と後悔はしなくない。いや、必ず後悔はするのかも知れない。

でも、後悔するような、そんな関係を築けたことに感謝をしたいと思う。ありがとう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?