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非常に不愉快だった日本IBMの障がい者向け長期インターンシップ

私は2017年、日本IBMの若い障がい者向けの長期インターンシップ「Access Blue Program」というものに(精神障害者として)参加した。ここでは、Access Blue Programとは何かについて簡単に述べたあと、そこでやったことと感想を述べようと思う。


Access Blue Programとは何か

これは日本IBMがやっている若い障がい者向けの長期インターンシップである。約7ヶ月間の期間の中で、参加者は様々な課題(英語やプログラミング等の学習、各種グループワーク、プレゼンテーションなど)に取り組むこととなる。私が参加した当時は、視覚障害者、聴覚障害者、精神障害者、車いすの人などが参加していた。ちなみに、私自身は精神障害者(発達障害者)としてこのプログラムに参加した。

Access Blue Programでやったこと

私はこのプログラムに参加する中で様々な課題に取り組んだ。(結果的には、紙の資料を大量に渡されることとなった。)ここではざっとではあるが、取り組んだ内容を述べようと思う。

まずは学習系の課題について述べる。英語については、eラーニングで学んだり、外国人のIBMの社員と一緒に会話したりした。プログラミング等については、Javaの基礎的な内容(オブジェクト指向など)やホームページ作成の基本などを学んだ。

また、グループワーク系の課題もけっこうあった。例えば、架空の企業を対象にしたコンサルティング演習があった。架空の企業の担当者の役は日本IBMの社員が演じ、プログラムの参加者たちがその担当者たちを相手に(パワーポイントなどを用いて)経営上の課題について話しをするという形だった。また、チームでアプリの案を考えて発表するという課題もあった。また、日本IBM以外の企業に訪問し、その企業が属する業界などについて勉強した上でグループワーク(あったらうれしいサービスを考えて、プレゼンテーションするなど)を行ったこともあった。

感想

良かった点は、いろいろなことが学べたことである。英語やプログラミングなどを学ぶことができたし、様々な障がいや個性を持つ参加者たちとグループワークに取り組むことができた。

次に悪かった点を述べる。私はインターンシップ終了後、日本IBMに継続して雇用してもらえなかったのだが、その理由が(こちらがメールなどで説明を求めてもなお)一切説明されなかった(説明を拒否された)。また、次の仕事がなくて困っていた障がい者であった私をおちょくるかのような日本IBMの社員たちの発言(「次の仕事はどうするの(笑)」的な発言)があったと記憶している。率直に言ってムカついている。インターンシップ終了後も継続して雇用する気があるのかどうかについては、説明会などで説明すべきだと思う。また、この経験がその後の就職活動などで評価されることは(少なくとも私の場合は)残念ながらなかったように思う。

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