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WILDCARD = "少しのチャンスを縦横無尽に世界中を走りながら成功を勝ち取る" − 米国シリコンバレー/東京(+欧州・ASEAN)大手企業×海外スタートアップの協業事務支援 http://wildcardincubator.com

最近の記事

世界のフードテック潮流--慎重さが目立った2023年、2024年の注目分野は?!

*注記:本コラムはCNETジャパンにて2024年1月3日10時付けに掲載記事「世界のフードテック潮流--慎重さが目立った2023年、2024年の注目分野は」を引用したものです。 2023年は、世界的な景況感の停滞と共に、ベンチャー投資もやや全体的に慎重さが目立つ1年でした。そうした中で、2024年はどんな1年となりそうか、2023年の振り返りとともに予測をしてみたいと思います。 詳しくは以下のCNETジャパンの寄稿記事をご覧ください!

    • アメリカ人がアメリカで自前で醸造する「Sake」の勃興

      日本(人)の中で廃れ行くものが、海外の異文化の人間の手でその魅力が再発見がへ、伝承される、という姿。ここサンフランシスコにもいくつかありますが、記事に取り上げるほどの規模とインパクトあるものは少ないです。 ただし一方で、Cuzen Matchaみたいな、日本人の起業家による取り組みが巷で注目される事例が出始めています。 2024年はどんな<私達が気付かくなってしまった>食文化を、海外の方々が発見し、再定義されて復活して行くのか?日本各地にある食が、日本の外でそれらが秘める

      • "あのUber創業者"が2024年に虎視眈々と狙うフードテック事業の正体

        弊社Wildcard Incubator LLC.の代表・熊谷によるNewsPicks トピックス「世界のフードテック潮流 × 日本伝統の智慧の可能性」の、最新コラムです。あのUber創業者が次なる狙いの焦点=スマートキッチンの正体。食の世界はシェアリング・エコノミーとは違い、単純にITやUI/UXで解決できるほど簡単な産業ではないが故、彼の野望が果たしてどこまで成果を上げられるか、2024年の注目トピックの一つに挙げられます: NewsPicks トピックス:記事リンク:

        • 培養肉開発スタートアップの米Upside Foodsへの新たな「疑義」と「警笛」が私達に示唆するもの

          2023年9月15日付の米Wiredの記事が今、密かに(?)話題となっていますね。既に培養肉の有識者の中では既知かと思われますが、意外にも日本の身近な方々と話していると、まだ知られていないようです。サンフランシスコ/シリコンバレーでは、既に多くには目に留まっていて、いつもの如く、ソーシャルメディア上で小さな「論争」も早速起き始めています。 詳しくは、以下の筆者・Wildcard Incubatorの記事をご覧ください。 https://newspicks.com/news

        世界のフードテック潮流--慎重さが目立った2023年、2024年の注目分野は?!

          「Made in Japan」が米国の農業を救う--クボタが本気で挑む北米アグリテック市場の挑戦とは

          執筆したインタビュー記事がCNET Japanでリリースされました。 #CNET

          「Made in Japan」が米国の農業を救う--クボタが本気で挑む北米アグリテック市場の挑戦とは

          【開催決定!】「北米初の細胞培養シーフード開発企業」で約60億円調達の米Finless Food他、豪華フードテック北米有力企業がシリコンバレーから日本初登壇!- Ag/Food-Tech Webinar Spring 2023

          4/21 10時-11時30分、昨秋以来となる、日米中継アグリフードテックウェビナーを開催します! 今回は、「北米初の細胞培養シーフード開発企業」と言われ、累計約60億円調達、世界の先端を走る米Finless Foodからは2021年に”Forbes 30 under 30”に見事に選ばれた創業者をはじめ、米FDA初の安全性認可を受けたUpside Foods等に創業初期に投資を決断したシリコンバレー屈指のアグリフードテック・VCの Finistere Venturesから

          【開催決定!】「北米初の細胞培養シーフード開発企業」で約60億円調達の米Finless Food他、豪華フードテック北米有力企業がシリコンバレーから日本初登壇!- Ag/Food-Tech Webinar Spring 2023

          米政府機関が培養肉の安全性に「異議なし」--量産化に向けた課題や日本が生かせる強みは?

          #CNET

          米政府機関が培養肉の安全性に「異議なし」--量産化に向けた課題や日本が生かせる強みは?

          "ポスト・コロナ”世界で重要性が増す企業の"戦略的ESG経営"とSX<“サステイナブル・トランスフォメーション”>の実行力

          ポスト・コロナ禍で大きく注目される機関投資家によるESG投資と企業の本業に係るESG戦略  2020年から世界中を駆け巡るポスト・コロナ社会以前から上場株式投資の世界では既に広く知れ渡るのが、ESG投資である。ESGとは、英語の「環境(Environmental)」、「社会(Social)」、「企業統治/ガバナンス(Governance)」の頭文字をとったものであり、SDGs(Sustainable Development Goals=続可能な開発目標)と並び、「プロ投資家

          "ポスト・コロナ”世界で重要性が増す企業の"戦略的ESG経営"とSX<“サステイナブル・トランスフォメーション”>の実行力

          【3/16オンライン、同時通訳】米シリコンバレーで話題のフードスタートアップとVC登壇! “Food-Tech Webinar Spring 2021” presented by アドライト

          フードテックやアグリテックを通じた「食と地球と私達人間の循環システムの再定義」が脚光を浴びています。「代替タンパク」や「Plant-Based Meat(≒植物性肉)」は既に日本でも良く知られている通りですが、細胞培養をはじめとする最先端科学の力が注目される一方、海外では食本来に宿る微生物や自然由来を源とする健康への効能の可能性に着目する動きも出ています。 自然由来(NOSH″Natural-Organic-Sustainable-Healthy”)の食には、日本の酒造りや

          【3/16オンライン、同時通訳】米シリコンバレーで話題のフードスタートアップとVC登壇! “Food-Tech Webinar Spring 2021” presented by アドライト

          ✯フードテック & アグリテック~2020年総括と2021年の注目トレンドを予測!

          出典: https://illustimage.com/?id=11893   (遅ればせながら)新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。  2020年は未曽有のコロナ禍にこの世が翻弄された365+1日でしたが、2021年も引き続き我々人類にとって試練がまだまだ続きそうです。フードテックやアグリテック領域はこれまで日頃我々の多くが無頓着となってしまっていた健康に対して改めて向き合う機運が世界中で高まる中、引き続き盛り上がり続ける産業領域の一つになった

          ✯フードテック & アグリテック~2020年総括と2021年の注目トレンドを予測!

          "食" と "ウェルネス/ウェルビーイング" ~ ポスト・コロナ社会で芽生え始める近未来と日本古来の価値観の再認識

           "Health Creation > Wealth Creation"  - 最近良く見かける公式の一つです。ここでのHealthとはいわゆる「健康=Healthy」という意味に留まらず、Healthy Well₋beingという意味です。つまり、「経済的欲求より心身の健全たるバランスのとれた状態の達成への欲求」というメッセージですが、これからの10年、20年、このポストコロナ社会においてはこうした価値観の再認識や再定義が世界的に見ても浸透が加速しつつあるように見えます。特

          "食" と "ウェルネス/ウェルビーイング" ~ ポスト・コロナ社会で芽生え始める近未来と日本古来の価値観の再認識

          注目する北米フードテック:ガム×脳科学❔❕

          写真提供:「Neuro Gum: Does Nootropic Chewing Gum Truly Work?」https://shepherdgazette.com/wp-content/uploads/2020/08/image_treatment_nero-gum_200731-720x720.jpg    脳科学領域に注目したさまざまな取り組みがここ1,2年、スタートアップ投資において注目され始めた領域の一つです。直近では、イーロン・マスクによる埋め込み型の脳と機械

          注目する北米フードテック:ガム×脳科学❔❕

          ✯簡易考察【ウェルネス・テック編】:米Lyra Health社の“ユニコーン”到達と日本のBehavioral Health市場の行方

          写真提供: https://lisaeatsa.pizza/work/lyra-health/   米Lyra Health社がこの程(米国時間:8月25日付)、$110MのシリーズD資金調達をクロージングしました。公表ベースでの推定時価総額は$1.1BN(≒1,200億円)とされ、いわゆる【UNICORN<ユニコーン>】ステータスの仲間入りを果たしたと見られています。  ざっと同社の概要について要約すると: ・創業:2015年1月 ・本社:米サンフランシ

          ✯簡易考察【ウェルネス・テック編】:米Lyra Health社の“ユニコーン”到達と日本のBehavioral Health市場の行方

          2020年上半期<速報値ベース>の世界のフードテック/アグリテック投資概況の簡易考察

           8月18日に、米AgFunder社より、2020年上半期の世界の主要市場におけるフードテック並びにアグリテック分野の投資額概況レポートが速報値ベースで公表されましたね。以下、同社のレポートからの抜粋です。 出所: 米AgFunder社:https://agfundernews.com/dealmaking-during-covid-19-upstream-and-egrocery-win-in-agfunders-2020-mid-year-investment-revi

          2020年上半期<速報値ベース>の世界のフードテック/アグリテック投資概況の簡易考察

          決定分析 ("Decision analysis")を用いたベンチャー投資について

          写真提供: Scott Halleran/Getty Images, https://boston.cbslocal.com/wp-content/uploads/sites/3859903/2016/05/wade-boggs1.jpg   「ベンチャーキャピタル投資」とは、“創業間もない会社で、かつ、短期的な時間軸である程度の限られた時間軸で成長カーブを描く可能性が描けやすいベンチャー(これを、ベンチャーの中でも区別する意で暗黙の了解で"スタートアップ"という表現をす

          決定分析 ("Decision analysis")を用いたベンチャー投資について

          先行きの見通しにくい苦境の今だからこそ、その役割が試されるベンチャー投資(と、それを支えるLP出資)

          まず初めに、以下のグラフは大変興味深いことを示唆している気がします。これは今年(2020年)6月8日、調査会社であるPreqin社の日本法人が、一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会(以下JVCA)のサポートで集計し公表した、国内のVCファンド(53本)を対象としたパフォーマンスベンチマーク調査からのデータの一部です。本調査対象となる国内で2010年以降設立されたVCファンドのネットIRRを表しています。 国内主要VCファンドのネットIRRの推移(*) 備考(*):P

          先行きの見通しにくい苦境の今だからこそ、その役割が試されるベンチャー投資(と、それを支えるLP出資)