試験の本質に立ち帰れ(トヨタ認証不正問題に思う)
こんにちは、すぎっちです。
トヨタの認証不正の記事、ネットやテレビを騒がせてすごいですね。
問題の経緯としては
半年前のダイハツの不正の横にらみで、国交省は各メーカーに
「規定と異なる条件で試験をしたり、結果を書き換えてるものは無いか?」
と確認報告させていた。で、その指示どおりトヨタは
「規定より厳しい条件での試験で結果的に不正であった」と申告している。
より安全だから良いと思っていたが、一言一句を国交省様の言うとおりには試験していませんでした。 ということらしい。
半年ほど前のダイハツの件は
試験に合格するように細工したりだとか、認証試験の本質を損なう行為が
世間の批判の的となった。
今回のトヨタは明らかに違う。
と、言う事で、トヨタをかばうつもりは無いけど、
ネットを調べたりして思った事を個人的な意見として書くことにする。
いきなり結論から書くけど、
試験の本質に立ち返れ
試験の目的は何か?その試験をして何を得るつもりなのか?
自動車が人や社会に危害を加えない、安全であることを確認するのが
認証試験の目的ではないのか?
その上位の目的は人が安心して住みやすい社会を作っていくんでしょ?
そう思って国交省に入省したんでしょ?
一般社会の人の感覚は
「厳しい試験でOKだから、より安全だし問題ないのでは?」なのだが
省庁職員の価値観はそうじゃないんですよね。
「自分たちが日本の安全を支えているんだ。」という自負が強い。
そう、プライドを持たなきゃダメなんだ。
プライドは高く掲げなけりゃダメなんだ。そうだその通りだ。
だが、そのプライドが生み出すものが、下記のような結果だ。
不正は不正で国交省は正しい。でも、工場を停めるのは違うだろ?
「不正だが、工場のラインは止めるな!」と言ってあげられないところが
今の国交省の器(うつわ)なんだろうね。残念だ。
あーあ、これでまたGDPが下がって国民はますます貧乏になるけど
経産省はこれでいいと思っているんですかね?
欲しい車が買えないけど、消費者庁はいいと思っているんですかね?
お決まりの発言しかできない大臣会見が下記のとおり。
いい加減、日本は自虐ネタから脱却すべきですよ。
じゃ、またね。
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