国立のマンション解体騒ぎ

「国立の11階新築マンション、解体!?」
アメリカに住んでいる友人からの驚きのLINEが届いた。こんなニュースも、ネットで即時に世界に流れるのだなと、今更ながら感心した私。
それにしても、出来上がって明日にでも引き渡そうという今になって、なぜ、解体を決めたのか、???が消えない。
このマンションがある富士見通りは、私が「Wife」の編集発行を引き継いだ際の、初めての拠点だ。その後事務所は移したが、今でも関わりが深い商店街で、バスで、徒歩でしょっちゅう通っている。西友や、中央公民館、有名私立校などが続き、息子が仲良くしているギャラリーや、美容室、薬局、親しい市議会議員さんの住まいもある。知りあいだらけ・・だ・。
その名の通り、商店街の入り口から道の向こうにドーンと、富士山の美しい姿がわりと大きく見える。問題のマンションは、確かに富士山の半分を隠してしまっている。でも、建ててみて、はじめてそれに気付いたというわけではあるまい・・・。
もともとは地主さんの大豪邸があったところで、そこに高層住宅を建てる構想が伝えられた時点で、当然のように反対運動が起こった。国立は、景観を損なうということに非常に厳しい。関係者同士で何度も話し合いがなされたに違いない。そうして着工にまでこぎつけ、着々と建設が進んだということは、法的にも条例的にも、住民感情にも、収まりがついたということではないのか。
なぜ、今になって? 鶴の一声、「英断」? 裏で何が起こったのか。興味津々だ。私は国立市民ではないし、ジャーナリストでもない。でも、本当のところを知りたいと思った。
「この町狂っているとしか言いようがない。ばかげている…」と、友人は遠い海の向こうで怒っている。「lets dig it deeper!」だって。

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