恐いものは強風と地震

風が強い。強すぎて、⒉階の扉がガタガタと音を立てるし、木造2階建てのおんぼろわが家は、朝から時々揺れるのだ。密集して建ち並ぶ小さな家々の間を、風はものすごい音を立てて通り抜けていく。音は恐怖を生む。
強風も恐いが、地震はもっと恐い。ここのところ立て続けに、明け方に地震がある。福島沖、茨城沖、そして千葉、全部震源がつながっているではないか。揺れに敏感な私は、夜中でもすぐに目が覚める。
「ゆれてますねえ~」「またですか~」と、まず1人でおどけてみる。多分震度1、いや2かな、たいてい当たっていて大きなずれはない。睡眠中に突然大きな地震が襲ってきたとしても、頭を直撃するような危険物はないはずだ。もし、万が一、天井が落ち、柱が傾き、わが家が潰れるほどの大地震が起こったら、そのときは諦めるしかない。死なば諸共……ではあるが、望むらくは私が生きている間には直下型の関東大震災がおこらないでほしい。いやはや、なによりもまずは取りあえず、この強風、突風が早く収まりますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?