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支援パートナーインタビュー【ハイライト】株式会社Major7th 代表取締役 / 丸尾 浩一さん

Widgeがインタビューした記事のハイライトをPickしてお届けするページです。
今回ご紹介するのは、証券会社のご出身で長きに亘りIPO部門を牽引し、日本の名だたる成長企業の上場支援に貢献されてきた丸尾 浩一さん。現在は株式会社Major7thの代表取締役を務める丸尾さんに「企業価値向上を担うコーポレート部門のあり方」というテーマで様々な角度からお話をいただきました。

大和証券時代に「ITの丸尾」という異名まで付くほど、国内IT銘柄の成長に尽力され、多くのスタートアップ企業を上場へと導いてきた丸尾さん。クライアントとの密なコミュニケーションを大切にしてきたそうで、仕事をする上では必ず顧客目線に立つことを重視されていました。

私の信念・理念でもあるのですが、「For Clients」ですね。お客さまがあってこその会社。それは証券会社時代も同様、お客さまのためになることをやるべきで、それが結果的に会社のためにもなってくる、そう思っていました。社会的地位のある証券会社こそ、お客さまのために動くべきだという考えは、当時から強かったですね。

徹底的にお客さまのためにやるということですね。もちろん叶わない場合もあるのですが、お客さまが会いたいというなら動く。こういった思いで長年やってきたので、多少お客さまの信頼を得られてきたんだと思います。

満を持してご自身の新会社を設立された背景としては、

精神は全く変わらず「For Clients」です。

上場するために売上を伸ばしたい企業であったり、大企業に売り込みたいというような企業のお手伝いをしています。もちろんその反対もあって、スタートアップに近づきたいけど難しいのでお願いしたいという大企業から依頼もあったりします。そういった双方のお客さまの「橋渡し」をしているのが現状です。そういう意味では、大和証券時代にやってきたこととあまり変わりはないんです。特に上場関連のお仕事は、私にとっての「看板」なので、お客さまのご要望に対して動き続けることが私の存在意義だと思っています。

とのこと。
丸尾さんは非常に強いバイタリティを持って、スタートアップ側への歩み寄りを地道に継続して強固な信頼関係を構築し続けています。

丸尾さんの考える企業価値向上が期待できる会社と、そうではない会社の違いについてをお伺いしたところ、

私が思う成長できる会社というのは、「変わっていくことができる会社」だと思っています。
売上を伸ばしたり、利益を伸ばしたり、企業価値を上げたりしていくことは経営者のミッションなのですが、時代に合わせながら儲かるビジネスを(その会社のブランドを使って)やっていくというのが偉大な経営者だと思っています。どんどん世の中の流れを見ながら変わっていける会社ということですよね。

カリスマといわれる創業者がいますが、そういったカリスマが退いたあとにも成長し続けられるかが大きな課題なのかなと思いますし、その時々で柔軟に変わっていける企業こそが本当の意味で強い企業だと思います。そして、それを支えていくのが、カルチャーの醸成なのだと思いますね。

有能な経営者クラスはそう簡単に出てくるわけではないので、後継者選びの際も自分の尺度を押し付けるのではなく、自分が「進化」して、そういう人を見いだせるようになるというのが理想だと思います。テーマはまさに「サステナブル」ですね。

丸尾さんの考える「優秀なCFOの人物像」をお伺いしたところ、

CEOに対して、しっかりと意見具申ができることでしょうか。
オーナー企業であれば、オーナーが目指している世界観の実現に向けて走り続けるということが前提ですが、道を外さないように意見をしていくことができるということは、とても重要だと思います。

とのご回答があり、CFOのみならず管理部長との連動性で『強いコーポレート組織』を創ることについてお話をいただきました。

一般的にCFOや管理部長は、財務や経理のトップという認識だと思いますが、そうではなくて人事・総務も含めたトップをできる方が一番良いのではないかと思っています。
金融機関や監査法人出身の方がCFOとして組織をどんどん大きくする中で自身も学びながら成長する。その知見が企業内に広がっていくのがエコシステムなのではないかと考えています。

その他にも未上場のうちから意識すべき資本政策やエクイティーストーリーに対する考え方等、支援先として国内を代表する成長企業を長年サポートしてきた丸尾さんならではの貴重なお話をお聞かせいただきました。
詳しくはこちら(https://media.widge.jp/interview/read/46)をご覧ください。