FPが自宅の火災保険の更新を検討する(1)

長期契約だった自宅の火災保険が来年切れるので、どこの保険会社を選びプランはどうしようかと、ここのところ色々調べて比較しています。

今回は今の契約について振り返ってみます。

今住んでいる家は30年ほど前に住宅金融公庫(現在の住宅金融支援機構)に融資をしてもらって建築してもらったものです。いわゆる住宅ローンですね。

住宅ローンで有名な政策として、いわゆる住宅ローン控除(正式名称は「住宅借入金等特別控除」)がありますね。住宅ローン控除は最近毎年控除額の計算方法が変わっていますが、何より所得控除でなく税額控除であることが大きいと思います。ただ、住宅ローン控除は今日の本題ではないから別の機会にしたいと思います。(所得控除と税額控除の違いを知りたいという方がいらっしゃいましたら、コメント下さい)

さて、住宅金融支援機構からお金を借りて自宅を建てたときに、昔は「住宅金融支援機構特約火災保険」というものに入ることができました。(この制度は平成28年(2016年)3月31日融資受付分をもって終了しています。)
保険内容は今の一般的な火災保険と比較すると風災での免責金額(ある一定以下の損害では保険金支払いしませんよという金額)が大きかったり、水災での保険金支払い条件が違ったりと少し見劣りするところがありますが、現在の一般的な火災保険と比較して保険金額がべらぼうに安く(物価が上がったんだから安かったのは当たり前ですが)、しかも融資期間全体の長期契約で一括払いだったという今では信じられない火災保険でした。最近の異常気象で風災や水災が増えているので、保険料はしょっちゅう見直しされるため、今では火災保険の長期契約は最長5年までしかできませんが、当時は30年契約というのができたので、その間火災保険の保険料がいくら上がろうと影響を受けないという恩恵がありました。

でもって、保険期間が終わるのに備えて、何社かに見積もり依頼をしましたが、今1年契約や5年契約で見積もってもらった結果、なんと年間の保険料が当時の5倍から7倍ぐらいになってます!
定年退職する前に、退職後の毎月・毎年の生活費を見積もっていましたが、火災保険のこの値上がりは見込んでいませんでした。地震保険は後からつけたのでちょこっと上がっていたものの生活費の見積もりには入れていたのもあってそれほどショックではありませんでしたが、建物の火災保険料の見積もり漏れはうかつでした。

それでも、気を取り直して、プラン設定をよく考えたりオプションの付け外しをうまくやることで少しでも安くならないか検討中です。


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