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障害者に行政書士は難しい

 伊藤塾の行政書士実務者講習を受講して結構経つ。わかったことは色々あるけど、特に思うのは

いきなり独立開業は無謀

ということ。まずやらなきゃいけないのは行政書士会に登録すること。手続き自体は行政書士会の案内に沿ってやるだけだからそこまで難しいものじゃない。というか、やることは行政書士の業務である許認可申請みたいなものだからこれぐらい出来ないと話にならない。問題はその先。行政書士として登録するなら事務所が必要。これがなかなか大変。自前じゃなくてもいいけど、その場合は行政書士会に登録済みの事務所と雇用契約を結ぶ必要がある。

 開業か就職か?

 どちらも障害者には難しい。就職するなら通勤しなければいけない。ということは当然障害に理解があるところじゃないといけない。自分の障害は半身麻痺で喋ることにも若干の影響がある。この若干も自分が思っているだけかもしれない。事実、寝起きだとSiriの反応が悪い。そもそも、雇われることに拒否感がある。障害者雇用の案内に行った時に案内されたのがB型作業所の軽作業だったトラウマが未だに残っている。
 独立開業の場合は事務所問題だ。実家が戸建てならそこを事務所にする人は多い。幸い我が家は戸建てなので、先人と同じ道を通ることはできなくはない。しかし、事務所を開設する場合、行政書士法に則るなら「ここは行政書士の事務所ですよ」ってわかる看板を設置しなければいけない。その他色々要件がある。来客した時に個人情報は守れるのか?など。実務になっちゃえば打ち合わせとかは客先で済ませればいいのだから適当でもいいのだが、登録時には審査があるのでいい加減には出来ない。ならば事務所を借りるのか?となると結局通勤することになる。障害者が通勤するのはやはりハードルが高い。
 行政書士のいない街で開業する!ってクラウドファンディングでもするのか?

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