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障害者の勉強法

 障害は勉強に不利です。まず勉強において不可欠なものは暗記で、これは避けて通れない。障害者は何故暗記が難しくなるのかというと、効率よく暗記が出来ないからです。とはいえ、障害者であることで有利に働くこともあります。それは「時間」。障害者は遊びの幅が狭いから時間を持て余しがちなのです。
 さて、話を戻して時間がいっぱいあるとはいえ人生において時間は限られています。限られた時間で結果を出すなら効率を追い求めなければいけません。では効率のいい暗記方法とは?記憶は感覚が複合的に絡み合えば絡み合うほど記憶に残りやすくなるようにできています。どういうことかというと、視覚だけ、つまり読むだけよりも同時に聴覚も使用すると効果が上がる。さらに音読したり書いたりの動きを取り入れるとさらに効果が上がります。
 健常者が行う一般的な3つの感覚の同時使用は先生の話を聞きながら(聴覚)、黒板や教科書を見て(視覚)、ノートに書く(触覚)。しかし、聴覚に障害があると聞き取れないし、全盲の場合は見ることと書くことに制約を受けます。片麻痺の場合にはノートに書きこむことに制限を受けます。書く代わりに朗読にすれば3つの感覚による暗記になるのは今気づいた。やってみればよかった。
 自分は勉強するのに鉛筆をほとんど使用していないです。使えないから。厳密にいえば使えるけど、読み返せないし、読み返せる文字で書くと5倍はかかる。実用的じゃない。使えないものを無理して使う暇はない。テキストの内容は読んで覚える。記述式の問題もスマホのメモを使う。メモのアプリは文字数を数えてくれるし、消すのも楽だからいいけど、書かないから新しい漢字を覚えるのに向いてないのが難点。後は無料の一問一答のアプリがあるし、本の問題を解くのには筆記具は必要ないので困ってない。どの問題を間違えたかの記録はスマホに残してる。
 ノートは何のためにとるのか。後で読み返して記憶の定着をするため。そして書くことによって記憶の定着を促す。腕に障害がある自分には書いて記憶を定着させるのはあまりにも非効率。それに忘れたらテキスト読むから必要ない。
 
 こんな感じで障害があっても勉強できるし、結果も出せるので迷っているならやってみることを勧めます。

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