【ウイスキー投資】2022年に買うべきボトル10選
※この記事では国産ウイスキーではなく、スコッチウイスキーを中心に執筆しています。また、記事巻末に最新情報を随時更新しています。
当サイト『ウイスキー投資情報R』は昨月(2022年2月)にサイトを公開しました。たった1ヶ月しか経過していないのに、ウイスキー価格の変動が激しく、信じられないペースで値段が上がっているボトルがあります。
ボウモア16年が終売になったり、ラガヴーリン16年が価格改定など既に変化がみられます。
ウイスキー投資をするのであれば、なぜ「今すぐ本格的にスタートした方が良い」のか、そこから話をしたいと思います。
相次ぐウイスキー品薄に為替レートも高騰に拍車
「スコッチウイスキーの輸出が31%増加、中国へ猛進」でも詳細を解説しましたが、中国へのウイスキー輸出量が2020年比で31%も増加し、日本につぐ新市場となっています。
もともとコロナの影響で在宅率が高まり、世界的な需要増加でウイスキー品薄が加速しています。追い打ちをかけるように金融市場でも大きな変化がありました。
現在の金融市場は、日銀の強力な金利抑制策で円急落、円安ドル高。円ポンレートも1ポンド=161.76 円(2022年3月29日時点)と過去5年で最高値を推移しています。これは、英ポンドや米ドルが上がったのではなく”円が下がった”という見方ができます。
食品や電力、ガソリンの値段も上昇しています。みなさんもコンビニやスーパーで様々な商品の値上げを実感しているのではないでしょうか。
この期に及んで「ドルだけが強い」と思い込んでいる人もいるようですが、ユーロも、英ポンドもスイスフランも上昇し、なんと中国人民元でさえ上記のように急上昇しています。
コロナ直後は1人民元を得るのに、15円しか必要でなかったものが今では19円必要になります。中国を旅行するのでさえ、昔よりもお金がかかるのです。
どうでしょうか、こうしてみると「今の日本円がどれだけ弱いか」実感できます。輸出は有利ですが、食料自給率が低く資源さえも海外に依存している日本は、食品さえも輸入に頼っていて、このままだとスタグフレーションやハイパーインフレーションによって生活に大きな影響が出てきます。
この円安が継続された場合は、ウイスキー投資にも大きな影響を与えます。
世界的な需要増加と穀物高騰『同じ価格の再入荷』はない
例えば青ラベルの『マッカラン30年(旧ボトル)』は国内で約100万円で売買されています。海外価格の変動がなかったとしても、これが円安継続で120~140万円以上になる可能性があります。
その理由は、日本円が安くなると輸出で対外的に高く売却できるので、相場レートがウイスキーの取引価格に反映することになります。同じように金地銀や高級腕時計など、海外で安易に売却できるものは”日本円での価値”が上がります。このことから、一時終売になったウイスキーが再販されたとしても、円安と原油高、穀物高、世界的なスコッチウイスキーの需要増加などの理由により、何割か上昇した形で市場価格に反映されると予想できます。
値段が上がり続けるガソリンや電力、小麦を買いためておくことは難しいですが、ウイスキーであればちょっとしたクローゼットがあれば保管が可能です。ワインと異なり温度管理や湿度管理も比較的ラクです。
私が2008年に2万円で購入した「山崎1986年オーナーズカスク」は200万円を超えましたが、2015年に1万5千円で購入した「マッカラン エディションNo.1」も30万円以上になっています。このことから、長期的に保有することでインフレ対策や資産形成にもなり得ます。
この有料記事では、まだ値段が釣り上がっていない銘柄、そして利益が出やすい高級な価格帯を中心に掲載してみます。
いずれも筆者の予想であり、必ずしも上がることを保証するものではありません。購入の際は自己責任でお願い致します。2022年4月1日時点で販売されているものを中心に掲載していますが、現在入手が難しいものもありますのでご了承ください。
ここから筆者の予想する銘柄を紹介していきます。
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2008年より趣味で『ウイスキー収集』を続けるうちに、ボトルの価値が100倍以上になるものが出てきて驚きました。そこで独自の手法で、ウイス…
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