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都内のウイスキー在庫状況は?

久々に「実店舗巡り」をしてきました。
商品の在庫がジワジワと減り、また同時に値上げしている店舗も多く見受けられます。

まだまだ本当の値上がりではない?

当たり前なのかもしれませんが、ネット上の在庫も同じように減っています。任意のシングルモルトウイスキーをKeepaなどで検索すると、ここ数ヶ月で10%以上の価格上昇をしている銘柄を多く見かけるはずです。

実店舗とネットショップが、緩やかに値上げをしているのですが「ヤフオク」など二次流通価格は、まだ反映されていないようです。
逆にいえば中古市場は「狙い目」なのかもしれません。偽物や劣化のリスクが無いのであれば。

ウイスキー価格の反映に時間がかかる?

インフレについて解説する経済学のYoutubeを見たのですが、エネルギー資源上昇が最終的な製品価格に反映されるまで、平均的に1年近く掛かるそうです。
理由としては、直接の原材料(大麦)の価格上昇や、二次的に利用する原料(ガラスや梱包資材)の値上がりはタイムラグがあるためです。

ガラスボトル1本に反映されるまでにも時間があるので、副次的な資材が徐々に上がっていき、最終的な製品価格(ウイスキー価格)が上昇するということになります。輸出する場合は輸送コスト、国内での倉庫の保管料や輸送費も上昇しています。

上記のことから、為替レートを抜いたとしても、実際に製品価格に反映されるまで1年近く掛かるとされています。

インフレの解説で興味深かったのが、もし原油価格やコモディティが下落したとしても、市場の商品価格が下落するまでは同じように時間が掛かるというものです。
つまり1年近くかけて上昇し、もし先物価格が下がっても製品価格は中々下がらないということになります。

都内のウイスキー在庫状況は?

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2008年より趣味で『ウイスキー収集』を続けるうちに、ボトルの価値が100倍以上になるものが出てきて驚きました。そこで独自の手法で、ウイス…

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