見出し画像

子育てとイヌ育て〜お迎えする前のお話。〜

みなさん、こんにちはこんばんは(^^)

ドッグトレーニングWhoopieのたかしまひかりです。

前回の投稿で焦らしに焦らした(盛りすぎw)、私が子どもを産んだことで得た4つの気づき。


前回の記事はコチラ↓


最後は…

イヌを育てるためのプロのサポートが足りなすぎる!


ということで、これもまたまた長くなりそうなので、何回かに分けて投稿しようと思います◎



今や、イヌという動物は、その飼い主さんにとっては単なる「ペット」という存在を超えた「家族」だと思います。
もちろん、私にとってもそうです。

「犬を飼う」じゃなくて「犬と暮らす」

そんな考え方がずいぶんと広まってきたにも関わらず、「犬を育てる」という意識とそのための環境はまだまだ浸透していない。

そのことを、自分自身が「子どもを育てる」側として様々なサポートを受けたことで改めて実感しました。

ということで、それぞれの時期について、「子どもを育てる場合」と「イヌを育てる場合」を比較してみたいと思います。


【子どもが産まれる前=イヌを迎える前】


子どもを育てる」時、まずは妊娠中=出産前から行政や民間団体による「妊婦教室」「プレママ(プレパパ)教室」等で、産まれてくる子どものことを学びます。
どんなお世話が必要か、体はどんなふうに発育・発達していくか、その時にどんな変化が見られ、どんなサポートをしてあげる必要があるのか、困った時にはどこに相談したら良いのか。
そういったことを産まれる前から学ぶ機会がたくさんあります。

一方、イヌの場合は、ペットショップに行って「この子を今日連れて帰りたい」と言えば、それが可能です。
もちろん事前に色々と勉強をして準備もして…という方もいらっしゃいますが、まだまだ少数。
勉強しようと開いたインターネットの情報は玉石混交…
本なら安心かしらと思って読んだ本は発行年月日が20年近く前…
そんな状態でイヌをお迎えされる方がほとんどです。

ブリーダーからお迎えする場合は、比較的、事前準備などにかける時間があったり、飼育環境や暮らし方についてブリーダーさんから細かく指定されることもあるようです。

保護犬をお迎えする場合は、保護団体によるところが非常に大きいです。
イヌを迎える環境を細かく指定する団体さんもある一方で、トライアル期間なし・譲渡会でそのまま連れて帰れてしまう・基本的な健康診断もせずに譲渡する団体さんも少なからず存在しています。

共通していることは、「イヌ」という動物について学ぶ機会がほぼない状態でお迎えすることがほとんどであること

月齢によってどんな成長や変化が見られるか
イヌの快・不快はどのように知ることができるか
人間のどんな行動がイヌに良い/良くない影響を与えるのか
いわゆる“問題行動“を予防するために何をする必要があるのか
イヌがイヌらしく暮らすために飼い主がすべきことは何か
などなど…

挙げ始めるとキリがないですが、イヌという動物について知っているべき知識を知らない状態、もしくは知っている“つもり“の状態でお迎えすることがほとんどです。

私は、この「知らない状態」「知っている“つもり“の状態」でイヌを迎え、暮らし始めることが、イヌとの暮らしの「困った!」を生み出してしまったり、その問題を大きくしてしまうことに繋がっていることが非常に多いと感じています。

逆に言えば、イヌを迎える前から「イヌ」という動物について学ぶことで、イヌとの暮らしの「困った!」を防いだり、最小限に留めたりできるということです。


ただ、「じゃあ、学んでいない飼い主が悪いのか」というと、そういうわけではありません。
なぜなら、これからイヌと暮らそうと思っている人が「イヌ」について学ぶ場がほとんどないからです。

これは、私たちプロの力不足です。
また、個人的には、そういった「イヌを迎える前に、イヌについて学ぶことができる場」を今後積極的に作っていかなければ、お困りごととトレーナーのいたちごっこになってしまう(すでにそうなっている)と思っています。


私は「困っているイヌと飼い主さんがいるから、自分のお仕事がある」という今の状態は、ありがたいですが、好ましくないと思っています。

目指したいのは「イヌと飼い主さんが困らないために、自分のお仕事がある」という状態。

すぐには難しくても、「困らないためのお仕事」でスケジュールをいっぱいにしたい!

この1年でその想いが、より一層強くなりました。



…我ながら、ひとつのことから考えを広げることが得意すぎる。笑
良い時もありますが、頭の中の世界が無限に広がり過ぎて収拾つかないことも多々あります。

これ、まだ「出産前」に感じたことやで???笑

子どもを産んでから感じたことや、気づいたこと…
このシリーズ、まだまだ続きそう…。

お付き合いいただけると嬉しいです(^^)♡



最後まで読んでくださり、ありがとうございました。




Dog training Whoopie たかしまひかり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?