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ウェブトゥーンのネームを描く際の心構え

◆あいさつ

こんにちは!!!

フーモアのアートディレクターチームです!
今回はネームADのKBTが担当致します。

内容はネームを描く上での心構えについてです!

◆「機械的にキャラを描かない」

 私は読者に漫画を読んだ後、キャラにどんなイメージを持ってもらうかを常に意識しています。
 具体的にどんなことを意識しているのか参考例を紹介します。


 お題「料理が苦手な令嬢、1人で努力する → 料理が出来て喜ぶ」


お嬢様ですわ

 Beforeは状況説明としては良いのですが、イマイチ引きが足りない気がします…。
 そこでAfterでは涙を流しながら喜ぶことに変更してみました。

 そうしたことによって「彼女にとって涙を流すほど嬉しいこと」「涙を流すほど何かしらのドラマが彼女にあった」「かわいい」etc…


オーバーリアクションな気もしますが、Beforeと比較して、彼女のキャラ性に対して情報量を増やすことが出来ました。

「脚本無視しろ!!!」というわけではなく「脚本を遵守したうえで、ここでチラリと、さりげな~くキャラ性見せた方が良かったりしますよ…?」ぐらいの匙加減です!)


以上の参考例のように、
「喜ぶ」「悲しむ」「怒る」などの感情を記号的に表現するのではなく、感情の爆発までの機微や過程を爆発に付け足すことによって、キャラに深みを出そうとネーム制作の際は常に意識しています。

※ただ、原作者の意図や作品の空気感を汲み取るのが第一優先です。
 演出過剰で修正になった際は冷静になって何が悪かったのか分析して修正作業に努めます。

キャラに深みが出ることは、即ち漫画としての深みが出ることに繋がっていきます。
少しづつの積み重ねから是非実践してみてください!!


最後に、今回の記事を制作するにあたって参考にさせていただいた
資料の紹介です!

◆参考図書一覧

『マンガで夢を叶えるための“おもしろい”の伝え方』

アホガール作者、4コマ漫画ならではの論理的な考え方。
縦読み漫画にも横読み漫画の制作にも応用が利くためおススメです!!!


描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方

集英社での漫画制作に対する姿勢が分かり易く説明されています。
漫画制作のヒントに是非!

最後に弊社採用募集です!
これから一緒に世界を狙っていきたいクリエイターさん、正社員でも外部パートナーとしても募集しておりますので、是非ご応募お待ちしております!

■募集職種
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